子どもの心はどんなふうに育つ?
ブログ「毒親卒業トレーニング」のなかの人、カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。
このブログのタイトルの「卒業」には2つの意味を込めています。
①幼少期の機能不全家族(毒親含む)で育ったアダルトチルドレン当事者が育ちの影響で抱えた「しんどい生き方から卒業する」という意味
②「毒親になりたくない」「なりそうで不安」「そうなっているようで怖い」といったママさん・パパさん(そうなる予定の方も含む)がその「恐れから卒業する」という意味
人生を縛りつけている鎖を解き放って心の穏やかさを増やしていきましょう!
と願っております。
子育てあるある
子育てしていると何かとイライラすることありませんか。
自粛で子ども家にいることも多い最近だと
・起きるの遅い
・宿題しない
・食っちゃ寝、食っちゃ寝でゴロゴロ
・テレビやゲームは欠かさない
・きょうだいで大騒ぎ
などなど
そんなの日々見ているとたまにキーッと苛立つこともあるんじゃないかと思います。(ちなみうちはそうでございます)
その結果
日々のストレスでしんどいとき、人は何かしらの対処を試みます。
それをストレスコーピングと言います。
外出しづらい今、私たちも子ども同様スマホやネットを使ったり、他にも買い物、飲食、飲酒などでストレスに対処することも多いのではないかと思います。いわゆる【逸らす】というストレスコーピングですね。
短期的なコーピングもないと困るのですが、その一方で【逸らす】にだけ頼りきりになるとちょっと問題が起こります。
そもそも怒りのエネルギーが処理されていませんので、同じ刺激(例えばわが子のぐうたらなど)に触れると同じ反応が起こります。下手をすると怒りの蓄積→爆発なんて結末を招くこともあるかもしれません。
この【逸らす】だけに頼りきりの状態とは、繰り返し起こる偏頭痛を毎回頭痛薬だけでしのぐようなやり方に似ています。
その瞬間は楽になっても、同じ痛みが繰り返されるのはつらいですよね。
逆説でうまくいく
ということで今回も逆説を活用していきたいと思います。
【逸らす】の反対というと【ぶつける】が思い浮かぶかもしれませんが、そうではありません。
私たちが逸らそうとしているのは「怒りのエネルギーを感じること」です。
怒りが湧くとパワーを感じることができる一方で、気力を使ってしまうのでかなり疲れます。その実態は「神経疲労」です。
ということで今回の逆説は
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★怒りのエネルギーを感じきる
です。
ということで感じきるステップをご紹介します。
①怒りのエネルギーに素早く気づく
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②その場を離れる(タイムアウトと言います)
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③怒りを身体のどこでどんな風に感じているかしばらく観察
(*ここが肝です。慣れるまではしんどいですが、慣れるとパワフルなストレスコーピングになります)
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④落ち着いてきたら筋肉の緊張を緩めて腹式呼吸
(自分の身体を優しく撫でてあげてもいいですね)
これは子育てに限らず普段のイライラ(怒り)の対処でも使えますのでオススメです。
ではまた明日も引き続き「イライラ編」をお伝えします。