なぜ親が無力さを受容するほどわが子の問題が解決するのか?
おはようございます。
カウンセリングオフィス トリフォリの高澤信也です。
私は人様の悩みをお聞きし、その解決をお手伝いしています。
そもそも人はなぜ悩むのでしょう。
悩む内容は人それぞれであっても、実は悩みの仕組みは同じなのです。
自分の希望、願望、欲求、目標などなど、いわゆる「ほしいもの」があるけれど、それが手に入らない状態に陥ったとき、そこに現実とのギャップが生まれます。
そのギャップが「悩み」になるわけです。
人はいろんなものを欲しがります。
容姿、地位、名誉、お金、学歴、能力、物などなど挙げればきりがありません。
しかしこういったものの多くは実は手段に過ぎず、この手段を通じて手に入れたい(達成したい)目的があると言われています。
人生の目標と言い換えていいのかもしれません。
その一つは"重要感"
*自分はありのままで大切な存在だと信じたいし、周りからそう扱われたい!
もう一つは"所属"
*自分は周りから受け容れられたいし、そうされていると感じたい!
私たちはもしかしたら、オギャーと産声をあげて生まれたその瞬間から、この二つを求めて生きていく存在なのかもしれません。
ただ、だからと言って、これを外付けの条件で満たそうとすると、そこに囚われてしまって身動きが取れなくなります。
外付けの条件とは、先ほど述べた容姿や地位やお金などです。
重要感を満たすには、自分を大切にしくれる人たちと過ごすことがオススメです。
とはいえ「大切=過保護」ではないですよ 汗
人から大切に扱われて初めて私たちは「自分は大切」と思えるのではないでしょうか。
さらに、そんな人たちと過ごしていれば、自ずと「受け容れてもらっている」という感覚も持てることでしょう。
結局私たちは、人の中で悩むけれど、人の中で癒され、育っていく存在なのでしょうね。