「おかあさんたちの自助グループ」参加者コメント
「どうかかわればいいかわからない」
こんにちは。
カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。
いつもありがとうございます。
子育ての悩みを聴いていると、
「どうかかわればいいかわからない…」
という訴えは少なくありません。
この訴えが出る理由は、
「かかわり方がわからない」というよりは、
「子ども心の発達に何が大切かがわからない」
からなのかもしれません。
子どもの心を育むもの
衣食住があれば子どもの体は育ちます。
しかし心の育ちはそれだけでは足りません。
心の栄養が必要なのです。
こんなことを言うと
「愛情?」
「褒めるってこと?」
「叱らないことが大事?」
「いやいや、勇気づけでしょ!」
なんて言葉が返ってくることもしばしば。
もちろんそういった視点も大事ですが、
「何を私たちが与えるか」ではなく、
「子どもは何を必要としているか」という
視点の変換が必要ではないでしょうか。
子どもの心が育つために必要なものに、
【感情に適切に応答してもらう】
というものがあります。
感情への応答とは
子どもが親に、特におかあさんに求める
感情への応答とはたとえば次のようなものです。
*怖いときには守ってほしい
*うれしいときには一緒に喜んでほしい
*悲しいときには慰めてほしい
*怒ったときにはなにが嫌だったか聞いてほしい
*寂しいときにはそばにいてほしい
*ダメなものはダメと諫めてほしい
*そして気持ちを自由に表現させてほしい
こういったことがもらえたら、
子どもの心は健やかに育ちます。
こういうものって、私たち大人ですら
あまりもらってないのではないでしょうか。
だったらまず、自分で自分の気持ちに
応答してあげることから始めてみるのも
いいのかもしれませんね。