感情と心と住まいの整理をしてより良い暮らしを!整理収納で充実した人生を目指す（2/3）

子育てママ向けに「実践!親と子のための片付け法」を出版

　専学校卒業後、キャラクターグッズなどを展開する大手企業に就職した宮﨑さん。その後、アパレル業界に10年間携わり、 結婚後は夫の会社の経理や総務などを担当。育児に追われ忙しい日々を送っていました。「家のことばかりしていたからか、外に出て人の役に立つことがしたいと考えていたところ、ハウスキーピングの仕事に出会いました」

　家庭を訪問して掃除をするうちにお掃除をする前に片づける必要性を感じ「片付けをアドバイスできれば喜ばれるのでは」と整理収納アドバイザー、ハウスキーピングコーディネーターなどの資格を取得。片付けのコンサルティングを行う際、心に働きかけることの重要性を感じたことから心理に関する資格も取りました。中でもアドラー心理学は、宮﨑さんが提唱している片付けの目標設定と考え方が同じで共感したそうです。

　最近、増えてきたのは「子どもが自立して片付けができるようにするには、どうしたらいいか」といった子育て中の女性からの相談だとか。

　「お母さん方は『片付けなさい』とは言うけれど、お子さんにその方法を伝えてあげていますか？学校でも先生は『整理整頓しなさい』と生徒に指導しますが、その具体的な方法を教える時間は設けられていません。北欧などでは、子どものうちから片付けの概念を植え付けるそうです。日本も見習うべきではないでしょうか」

　宮﨑さんは、アドラー心理学を取り入れた「実践!親と子のための片付け法～かたづけなさいというまえに～」（三恵社）を出版。親子で楽しみながら、片付けのノウハウやコミュニケーションについて学ぶことができます。

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