異形鉄筋をフェンスへ活用
㈱松本再生建築研究所
代表の松本直樹です。
福岡県内で築古建物の再生・保存・活用方法を模索。日々研究中。
事業内容は建築改修設計・監理・木造住宅の耐震診断。
空き家・空室に対する活用方法のご相談も受付けております。
消防法令適合通知の取得
まず、空家等を用途変更し民泊を運営するには、各法令基づく手続きが必要となりますね。
住宅宿泊事業届出書を提出する中で重要となる「消防法令適合通知」。
これが無いと民泊事業の提出が出来ませんので、
プランに合わせて消防設備を設置していくのですが、
計画段階から消防設備を見込んでおかないと初期費用が高くなるばかりです。
所轄の消防署により設置内容など若干の違いは有りますが、一戸建て住宅を民泊利用する場合、既存の建物に対して一般的には下記の消防設備を設置するようになります。
※最終的にはお近くの消防署へ事前相談ください。
①避難口誘導灯
②消火器
③階段誘導灯
④特定小規模施設用自動火災報知設備
その他の事で言えば、
カーテン等防炎物品の使用など消防法令上必要な設備を設置する事が必要になります。
また運営後の消防点検も重要となります。
- 機器点検は6カ月に1回
- 総合点検は1年に1回
※機器点検は外観検査・簡易操作により判別できる事項
※総合点検は消防設備等を実際に作動させて機器の確認を行う点検
一年に1回の総合点検は費用もかかりますので、収支計画の時には必ず計上しましょう!
安全性を考えた運用方法
近隣住民への配慮
民泊を運営する際は、近隣住民とのトラブルを避けるために、事前に近隣説明を行ったり、近隣への配慮を示すことが重要です。また駐車場の利用ルールを明確にし、近隣住民の駐車スペースを侵害しないようにしましょう。
保険の加入
民泊を運営する際には、賠償責任保険等適切な保険に加入することをお勧めします。事故やトラブルに備えるためです。入ってるだけで安心して民泊を運営することができます。物品の損害・宿泊客の怪我などですね。
騒音の管理
ゲストに対して静かに過ごすようにお願いし、特に夜間の騒音を避けるように指導が必要です。音の原因となる可能性のある設備やアクティビティ(音楽、パーティーなど)を特定し、必要に応じて制限を設けることが効果的です。
衛生管理
清掃や衛生管理が徹底されていることが求められます。特に、キッチンやバスルームなどの衛生状態は、ゲストの安全と快適さに直結します。またゴミの分別や収集日についての情報を提供し、近隣に迷惑をかけないようゲストにも遵守して頂きましょう。
3回にわたり戸建てを民泊にする活用事例をご紹介させて頂きした。
賃貸利用か?民泊利用か?
単純な利回りは賃貸より民泊が良いと感じます。
しかし手間を考えると好みは分かれるかと思いますので、
空家・空室の有効活用の一つとして民泊利用を試さる場合はぜひご相談ください。



