電脳メガネサミット2025に参加して
大きな都市には、お客様自身で、視力測定し、その度数を渡すことで、
メガネを作る眼鏡店があると聞いたことがあります。
そのため、『そんな簡単に、自分で視力測定できるものですか?』
と聞かれることもあります。
自分で視力測定できるものか?
簡単に、正確でなくても良いならば、自分で行うことは可能です。
というのが、オートレフ(自動視力測定機)は、ボタンを押すだけで、
視力を測定することが可能です。
オートレフ以外としては、自分も健康診断などでやったことありますが、
のぞき込むとランドルト環(C)がでてきて、
上下左右にレバーを押しながら、手動で測定する機械もあります。
他にも、色々な機械があるとは思いますが、
大体、この二つの機械のどちらかを使えば、知識や技術がなくても、
お客様でも、バイトでも、誰でも簡単に、ある程度の度数は測定可能です。
自分で行った視力測定は正確?
自動測定機を使い、知識も技術もない状態で視力測定を行った場合でも、
問題ない場合もあります。
ただ、正確かと言われると、正確ではないことが多いと思います。
理由としては、オートレフが他覚検査であること、自分で回答していくタイプの測定機も、
どこまで信頼できるのかという点。
自分でただ回答するだけなので、それを自覚検査と言っていいものかどうかもわからないし、
おそらく過矯正になるんじゃないかなと。
実際のところ、機械だけで正確に度数がわかるなら、視能訓練士や眼鏡作製技能士などの資格、
測定学や光学、解剖学なども必要ないと思います。
基本的に、原理原則が分かって、はじめて度数を測定できるのと、
オートレフなどの他覚検査は、あくまでも目安でしかないと思います。
なので、『自分で測定した度数で作ってほしい』という場合は、
視力測定に関する部分だけは、自己責任となるので、
ちなみに、自分たちは自分で、目を測ることはあります。
その場合は、ビジョンテスターなどは使いづらいため、
オートレフやKB(現在使用中のメガネ)を目安に使って、
仮枠とテストレンズを使って手動で測定します。
オートレフやビジョンテスターを使っても、
最終的には仮枠とテストレンズによる他覚検査は必要で、
よく知っている自分の眼なので、測定の工程を飛ばすだけの話になります。
お客様だけでの視力測定では不十分なこと
オートレフに関しては、ボタン一つでできるため、簡単に測定可能です。
ただ、この自動測定による他覚検査は、反射とデフォーカスによって測定しているため、
度数がズレている場合があります。
※最新の機械では、もっと色々と測定しているとは思います。
また、オートレフのPD(瞳孔間距離)に関しても、無意識に動いたりして、
若干ズレていることがあるので、他の人にピューピロメーターを使って
測定してもらった方が良いかなと思います。
自分でやる場合は、地道にアイポイントシールを使って、
ズラしながら合わせるかしか思いつかないです。
視力そのものから換算することは可能ですが、これもあくまでも目安となります。
そのため、自分でランドルト環を使って視力測定する場合、
視力から換算しているため、目安であって、正確な度数ではない場合が多くなります。
よく『この視力なら、度数はいくつですか』と聞かれますけど、
それは目安でしか言えないです。
他の理由としては、視力測定の際、測定者は結構、お客様の表情を見たり、
わざと逆を言ったりします。
加えて、雲霧法など、色々な手法を状況に応じて使い分けてます。
それは、勘違いや思い込み、場合によっては見えるという見栄を、
また、過矯正なども確認してます。
後は、使用環境や状況に応じるため、ヒアリングをもとに、
最適な度数を選びます。
まとめ
今の時代、オートレフをはじめ、色々な測定機器があります。
そのため、自分で視力測定してメガネを作ることができるかと言われれば、
できるという回答になります。
現実的に、機械に頼れば、よく分からなくても、ボタンを押すだけなので、
バイト初日でも視力測定は可能です。
ただ、これが正確かと言われると、正確ではないです。
完全矯正値を測定してもらった上で、使用環境や使用状況、生活に合わせて、
度数を測定してもらう方が良いと、自分は思います。
次は『偏光レンズや曇りにくいレンズにシミができた?』について



