度数が変わったから前のメガネはもういらない?
2025年も多くのお客様にご来訪いただき、
また、マイベストプロ福岡に記載させていただいてる
コラムも見ていただき、ありがとうございました。
各ブランドについては電話でのお問い合わせも多く、
ご来店されて、眼やメガネについて、ご質問いただくこともあり、
色々な方と話ができて良かったと思います。
それ以外に、2025年を振り返ってみると、眼鏡店に関わることとしては、
眼鏡作製技能士プライム会員、鯖江市での工場見学、電脳メガネサミットへの参加が
印象深かったなと思います。
眼鏡作製技能士プライム会員
2025年から、眼鏡作製技能士プライム会員がでてきました。
プライム会員には、所持している資格に応じて、1級と2級があり、
『眼鏡作製技能士の中でも、知識・スキルの向上を図る一定期間のリカレント教育を修了した』
人がプライム会員となります。
当店も2名、1級眼鏡作製技能士プライム会員となり、2025年12月現在で、
日本メガネ協会のホームページで紹介されているのは福岡県で3名となります。
プライム会員というものの、難しいことではないので、個人的にはなって当たり前と思います。
というのが、以前の資格の『認定眼鏡士』の時は、資格を維持するために
生涯学習を受講することが必要でした。
この生涯学習にあたるのが、リカレント教育であり、
国家資格に移行して必須ではなくなってます。
ただ、本来の生涯学習の意味合いを考えると、難しいことではないため、
最低限のこととして受けるべきと思ってます。
リカレント教育を受けて、さらに独自で学んでいくことで、
より良いメガネの提供につながると考えてます。
全国には眼やメガネに関して知識や技術が、すごい方もおられると思うので、
自分もそうなれるように、日々努力しないとと。
お近くの眼鏡作製技能士は、
一般社団法人日本メガネ協会のホームページの
『プライム会員技能士紹介』『技能士名簿』にて、探すことができます。
鯖江市での工場見学
鯖江市にて、メガネフレームの工場のほか2件、
工場見学をさせていただく機会がありました。
鯖江市は国内90%以上のメガネフレームの産地で、
多くの工場は分業制で製造されています。
フロントのみ、ブリッジのみ、テンプルのみと、
分かれている場合が多く、一貫製造工場は数が少ないと思います。
このときに見学させていただいた工場は、アセテートフレームの一貫製造工場でした。
以前、取引先の一貫製造工場を見た際、アセテートフレームの製造工程では
研磨にこだわりを感じましたが、今回も、同様のものを感じました。
マッドの粘度や研磨材の違いなど、各社違いがあり、工夫されているのが、
個人的には興味を引かれました。
メガネフレームの工程は200工程以上と言われますが、
実際には工程数を省いているものもあるだろうし、
1工程にかける時間やこだわりが違う場合もあると思います。
参考書やネットなどで見る製造工程は、簡略化されたものであり、
実際に見ると、やっぱり違うし、各社での違いを見るのは、
すごく面白く感じました。
眼鏡店を営むなら、取引先の製造工程はできるだけ、
見てみたいと思うので、これからも、機会があれば見学したいなと。
電脳メガネサミット
2025年は、電脳メガネサミットに参加させていただきました。
ARメガネ、VRゴーグルなど、いわゆる電脳メガネと言われる分類については、
眼鏡店としてだけでなく、個人的にも興味を引きます。
メガネの上から装着するものや、VRゴーグル、AIカメラと音声認識のもの、
自動視力補正するものなど、様々なものがあり、講演も面白かったです。
何より、今現状の技術がどこまでなのかを知ることができたのも良かったです。
ARメガネやVRゴーグルについては、否定的な方も多くおられます。
眼の健康を守るという点においては、医療機器のような規定はあっても良いと思いますが、
否定したところで、時代の流れで、止まることはないと思います。
なので、眼鏡店としてできることは、ARメガネやVRゴーグルについて知り、
お客様の相談に乗れるようにしておくことと考えてます。
ここ数年でも、ARグラスに視力矯正用のレンズをいれたり、
VRゴーグルにブルーライトを最大までカットしたレンズを入れたりと、
こだわる方からは、そういう相談が来たこともあります。
実物を見てみないと判断できませんが、レンズが入れられるアタッチメントがあったり、
結構レンズを入れるための機構があったりするので、なんとかなります。
今後は、様々なものが出てくると思うので、まだまだ学びが必要な分野と思います。
まとめ
2025年も、眼鏡店以外のことでも、様々なことを経験することができました。
2026年も、新しく学ぶことや経験することがあると思うので、
眼鏡店としての知識や経験だけでなく、他の分野の見地を広げ、
それを仕事にフィードバックできるようにしていきます。
次は、『2026年新春に向けて』について



