一番安くメガネを作るといくら？

初めてのお客様の場合、『ご予算はどのくらいですか？』と聞くことがあります。

理由としては、メガネは、フレームもレンズも、価格がピンキリだからです。

一番安くメガネを作るとしたら？

フレームにしても、レンズにしても、素材・設計・作り・ブランドなどを度外視すれば、
一番安くメガネを作るとしたら、3,000円以下で作れると思います。

老眼鏡も既製品で良ければ100円のもあります。

それなのに、眼鏡専門店で、レンズ込みで数千円のメガネをなかなか見ないのは、
各店で、最低ラインの品質や基準を設けているからと思います。

当店のレンズはHOYA・ニコンエシロール・東海光学が中心です。

ただ、当店が扱っていないレンズメーカーもたくさんあり、
OEM品などもあります。

フレームは各ブランドのメーカーや正規ディストリビューター、
デザイナーから主に仕入れています。

比較的安価なフレームも用意していますが、最低限の品質はほしいため、
1本ずつ、素材や製造工程、作りなどを確認しています。

そういう風に、最低ラインとして、このくらいの品質はほしいと考えていくと、
どうしても、価格的には上がってしまうことになります。

当店の場合、その時の仕入れているフレームの状況にもよるものの、
1万円台後半～2万円クラスが最低ラインになることが多いと思います。

ただし、この価格帯のメガネが、ハイエンドのレンズ設計やフレームと、
同等の品質と思われると困ります。

ブランドフレームの大量仕入れ？

よく言われることが、『大量に仕入れれば安くなるのでは？』と思われる場合もありますが、
ハイクラスのアイウェアブランドになると、製造数そのものが少ないため、
数を揃えるという点で、なかなか難しいということになります。

ハイクラスのアイウェアブランドの場合、
できあがるまで数ヶ月から半年かかる場合もあるため、
展示会で仕入れた新作が1年後に届くということも多くあります。

そのため、取扱店が限定されているアイウェアブランドも多々あります。

まとめ

『一番安くメガネを作るといくら？』と聞かれれば、3,000円以下となります。
また、既製品の老眼鏡でよければ100円のもあります。

ただし、品質などを度外視した場合であり、
各店では独自に、最低ラインの品質や基準を設けていると思います。

メガネに限らず、物品を購入する際、価格はあくまでも要素の一つなので、
予算とご自身の要望に照らして、その目的に合うかどうかを見極める事が大事と思います。

安い理由、高い理由、グレード、型番、素材、作り、設計など、
疑問に思うことは、販売店で聞いてみて、納得できるお買い物を。

次は、『中心視野と周辺視野の見え方』について