日本のアイウェアブランド、ジャポニスムについて
今年も、東京ビッグサイトにてiOFTが開催されます。
iOFTとは?
iOFTはアジア最大級の眼鏡展示会の一つとなります。
日本にいながら、世界各国のアイウェアブランド、アイウェアアクセサリブランド、
アイウェア関連機器などが、一度に見れる展示会となってます。
専門雑誌を飾るようなものから、安価なものまで、価格帯も幅が広く、
様々なブランドが出展してます。
また、iOFTが開催されると同時に、東京一円の各所で、
各ブランドが個展のような形で展示会を開くこともあります。
展示会の意味
眼鏡の展示会は、商談が目的となります。
そのため、一般の方が対象ではなく、眼鏡店が対象となります。
展示会場は自由に行動していますが、基本的には、取引がある、
または新規取引しようとしているブランドに予約して商談します。
展示会で新作を発表するブランドが多いため、そのコンセプトや作り方、こだわりなどを聞き、
場合によっては加工の仕方なども確認します。
もちろん、ブースが空いていて、出展者が見ても良いと言われたら、
自由に見ることができます。
その時に、次はどのブランドと取引したいかの検討材料を探します。
個人的には、最新の検査機器などの実機の方も気になるので、
そちらも見たいですけど。
商談後、新作フレームが届くまでの期間
大量生産品や在庫品、事前に製造されている新作フレーム以外は、
発注しても、数ヶ月から1年以上かかることもあります。
フレームの製造工程は通常200工程以上あり、1日かからずに全体が作られるフレームもあれば、
鼻の部分だけでも、1週間かけて10数回プレスすることもあります。
展示会のフレームは実物のサンプルであり、大量生産品以外のフレームは、
製造に時間がかかるため、商談でフレームの仕入れを行うものの、
即座に新作が仕入れられるわけではないです。
iOFTに参加しない眼鏡店は?
iOFTを含め、展示会へ赴くのは、商談したり、新作を見たりと理由がありますが、
九州などの遠方の眼鏡店の場合、行けないこともあります。
その場合、展示会の後に、新作フレームを中心に送ってもらう場合がほとんどです。
コロナ禍以降は、福岡でも展示会を開催してくれるブランドが増えてきたので、
iOFTではなく、そちらへ行く場合もあります。
とはいえ、地方の眼鏡店にとっては、iOFTのような大きな展示会へ行くのは、
新作フレームの商談や最新機器を見るだけでなく、
東京という都市の様子を確認し、雰囲気を感じることができるため、
それだけでも行く意味があると思います。
自分の場合、iOFTなどの展示会を回った後、1日は銀座などを中心に
眼鏡専門店を回ったりします。
まとめ
・iOFTはアジア最大級の眼鏡展示会
・iOFTに合わせて展示会を開くブランドもある
私自身は、予定が入ってしまって、今年もiOFTに行くことができません。
代わりに、福井県鯖江市の眼鏡工場、その中でもトップクラスの
『MASUNAGA』『ジャポニスム』の工場見学をさせていただきます。
次は、『福井県鯖江市の眼鏡産業出発点である増永眼鏡の工場見学』について