レンズは店舗でどこまで削ってる?
サングラスの多くは視感透過率の問題で、薄暮時および夜間での使用は、
適さないとなっています。
そのため、『夕暮れや夜間、建物内で使用できる色が濃いサングラスがほしい』
と言われた場合、夕暮れや夜間、建物内で濃いサングラスをしない方が良いと説明します。
すると、『夕暮れ時や建物内でもサングラスを使っている方を見かける』と言われることも。
実際に、夕暮れや夜間で使用されている人も見かけることがあるため、
そういう人は理由があって使ってる可能性があることを説明します。
もちろん、サングラスの使用用途を知らない可能性もありますけど。
前提として
サングラスは『常時使用可』『日中運転不可』『日中・夜間使用不可』のものがあります。
法律では、この視感透過率が『8%以下の場合、運転や路上での使用は禁止』、
『75%未満のレンズは夕方や夜間時の運転や路上での使用は禁止』
となっています。
視感透過率は、レンズがどの程度の可視光線を通すかを示しています。
可視光線とは、人が物を見るために使用する光の波長です。
視感透過率8%というと、かなり暗くなるので、歩く際に使用しても、
事故につながるので危ないと思います。
また、視感透過率75%未満は夕方や夜間での使用が禁止ということは、
トンネルや、日中でも暗い時に使用すると危険ということです。
夕暮れ時や夜間、建物内でサングラスを使用する理由
夕暮れ時や夜間、建物内でサングラスを使用する理由として、
何らかの病気がある可能性もあります。
例えば、眼の手術後で、光が眩しすぎると感じるために使用しているなど。
このあたりは眼科医の先生に指導されているはずなので、
適正な使用をされていると思います。
実際に、眼の手術後に、防眩のため常時サングラスを使用していた営業が、
取引先に訪問した際、サングラスを外し忘れて、気づかずに打ち合わせしていた
という話もよく聞きます。
普通に考えたら、仕事の打ち合わせ中にサングラスをつけていると、
失礼にあたるとは思うものの、やむにやまれない場合もあるので、
先方に説明しておけば、外すようには言われないと思います。
このように、建物内などでサングラスを使用している方は理由がある場合があります。
夕暮れ時や夜間、建物内でサングラスに気づかない理由
正直なところ、サングラスをつけた状態で、日が暮れたり、建物内に入っても、
サングラスに気づかないことは多々あります。
サングラスは防眩効果があるものの、光量が減るため、暗順応して瞳孔が大きくなります。
そのため、意外と見えるため、サングラスをかけていることを忘れてしまうことがあります。
自分の場合、あまりやらないですけど、ゴルフに誘われた際、サングラスを使用します。
そうすると、クラブハウスに入った際、サングラスをつけたまま食事をしたことがあります。
また、外でお客様を見送った際、店内に入ってすぐに鏡を見ると、レンズが発色していることに気づき、
調光レンズのメガネを使っていることを思い出したこともあります。
このように、意外と本人は気づいていない場合があります。
まとめ
・基本的にサングラスは、夕暮れ時や夜間、建物内では使用不可
・夕暮れ時や夜間、建物内で使用している人は理由がある場合もある
・夕暮れ時や夜間、建物内で使用している人には、気づいていない人もいる
夕暮れ時や夜間、建物内でサングラスを使用したい場合、
特に理由がない人は、視感透過率75%以上のものなら良いと思います。
次回は、『アジア最大級の眼鏡展示会iOFT2024』について