冬は夏より、紫外線量が多い?
よく眼を休めるために、『綠を見た方が良い』と言われます。
これは綠色なのか、森林などの植物を指しているのかと聞かれますが、
緑色になります。
綠色が眼を休めることになる理由
綠色が眼を休めることになる理由としては、
可視光線の波長として、中間の波長の光になるからと思います。
眼を休めるためには、眼を緊張させないことが必要です。
可視光線が網膜上で焦点を結ぶことで、物を見ることができます。
近視や無調節状態の遠視では、網膜上に焦点が結ばれてないため、
ぼやけて見えることになります。
ただ、可視光線を色で分光した場合、
メガネを使用した人や正視の人でも、全ての色が網膜上で焦点を結んでいるわけではなく、
若干のズレがあります。
可視光線を分光してみると、赤・橙・黄・綠・青・藍・紫となります。
これらの色は、それぞれ波長の長さが異なるため、
焦点を結ぶ位置に若干のズレがあります。
同じ距離の色を見た場合、赤色では後ろに、緑色は手前に焦点が結ばれます。
物を見る際、水晶体の調節力を使って焦点を合わせます。
毛様体筋などの眼筋を収縮させることで、
水晶体を膨らませることができる力を調節力といいます。
水晶体を膨らませることで、焦点を手前にずらし、近くのものを見ることができます。
赤色が若干後ろに焦点を結んでいるということは、それを調節するために、
眼筋を緊張させることになります。
緑色を見る場合、赤色よりも眼筋を緊張させなくて良いため、
緑色を見る方がリラックスできるということになります。
緑色よりも、青・藍・紫色の方がリラックスするのでは?
『緑色が中間の波長になるため、より手前に焦点を結ぶ青・藍・紫色の方が
眼をリラックスできるのではないか?』と思われるかもしれないです。
これについては、あまりよく調べられてないですが、ブルーライトの問題があると思います。
ブルーライトが眼に良くないと言われるのは、眼内の浮遊物に乱反射しやすく、
それが刺激となって、疲れやすくなるなどの問題があるからではないかと推測してます。
そのため、中間波長の緑色がリラックスするのに良い色となっているのではないかと。
そのほか、緑色自体が持つ色の心理的効果も影響しているなど、
単純に物理的な眼の構造や特徴だけではないと考えてます。
まとめ
眼をリラックスさせるためには、眼筋の緊張を緩めると良いです。
眼のマッサージはあるものの、やり方によってはあまり良くないこともあるので、
遠方の緑色を見ると良いと思います。
次回は、『防曇コートのレンズの特徴』