レンズの中心がズレているメガネを使うと?
メガネフレームにカラーレンズを入れてほしいという方が増えてきています。
市販のサングラスでは度が入っていないことに加え、
ハイエンドクラスのフレームは、デザインと耐久度の両方で、
長く使いたいという方が多いからではないかなと思います。
高価なフレームを使用した場合、5年・10年でも問題ない場合も多いため、
買い換え時に、もったいないので別の使い方ができないかなと思うのは当然かなと。
実際に、3~5年使ったフレームをサングラスにするお客様は多く、
中には20年ほど使ったフレームを持ってこられた方もおられました。
メガネフレームをサングラスにしたいという方には、
『度入りのサングラスにできるのか?』『どんなカラーならできるのか?』
という質問が多いかなと思います。
今回も、機能性カラーについては別枠で。
度入りでサングラスはできる?
度入りのカラーレンズいれることは可能です。
自分の場合、強度近視のため、市販のサングラスが使えません。
もちろん、コンタクトレンズを使えば市販のサングラスを使用できますけど、
学生時代に、眼科の先生に言いつけであるコンタクトレンズの使用要件
を守れなかったので、自分は使わないと決めています。
なので、度入りのサングラスは重宝します。
レンズカラーの色の種類
通常、メガネレンズにカラーを入れる場合、
『アリアーテトレス』というサンプル色が基本となります。
『アリアーテカラー』とも言われますが、
肌色にもトーンがあるという発想から生まれたトーンカラーです。
カラーサンプルも多いため、この中から選ぶ方が大半を占めます。
ただ、お客様から『アリアーテカラー以外の色は入れられないのか?』
特にアイウェアブランドの『レイバン』のようなカラーを入れてほしいという要望もあります。
この要望に応えるため、『アリアーテカラー』以外に、
『レイバンカラー』も選択可能になってます。
このサングラスのカラーと同じにできるのか?
市販のサングラスを購入され、度入りで同じカラーにしてほしいという要望もあります。
これは『見本染色』という方法があり、見本となるカラーレンズがあれば可能です。
見本のカラーレンズを工場へ送付し、同様のカラーになるよう、
度入りレンズを染色してもらう方法です。
ただ、ネットや印刷物の画像などでは、ほぼ不可能です。
無理にできないことはないかもしれないですが、違うカラーに感じる場合が多いです。
ネットや通販で買った物が届いたとき、届いた商品のイメージが違うのと同じです。
このあたりは、カラーについて学んでいる方なら、なんとなくわかるかなとは思います。
もし、ネットや印刷物の画像などで頼みたい方は、それを考慮しておく必要があります。
そのあたりを考慮して頼まないと、お客様にも、店側にも、どちらにも得はないです。
まとめ
・レンズには『アリアーテカラー』『レイバンカラー』などの基本カラーがある
・見本となるレンズがある場合、見本染色で同じカラーにすることは可能
・ネットや印刷物の画像などでは、見本染色は難しい。
それでも依頼する場合は、イメージが違う可能性があることを考慮する
次は、『アンバレンタイン・ルノアの2023年秋展示会』について