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レンズカラーの特長

豊福祐史

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テーマ:知っておくべきレンズの話

今回は、よく質問があるレンズカラーの特長を。

コントラストカラーなどの機能性カラーレンズではなく、
パーソンナルカラーなどで似合う色とかでもなく、
調光や偏光などのレンズでもなく、
単純にレンズカラーの色そのものの特長の話になります。

カラーの系統

カラーは無限にあるので、グレー系、ブラウン系、グリーン系、イエロー系、ピンク系
に分けます。

それぞれの系統の特長は、
グレー系 :色調の変化が少ない、光量を下げる、コントラスト効果は低い
ブラウン系:色調変化を感じることができる、濃度のわりに明るさを感じられる、
      コントラスト効果は高い
グリーン系:自然な見え方、光量を下げる、コントラスト効果はグレー系よりは高い
イエロー系:色調変化を特に青色で感じることがある、明るく感じられる、
      コントラスト効果は高い
ピンク系 :光刺激が強すぎると感じることがある、コントラスト効果は高い

系統別の特長ですが、特定の波長をカットされているなど、特殊な処理を行っている場合、
見た目には同じ色でも、効果が変わることがあります。

カラーの選定

通常、レンズの色を決める時は、自分自身に、そしてフレームに似合う色かどうかで
判断される場合がほとんどです。
ただ、それぞれの系統を理解されている方の中には、使用用途でレンズの色を決める方も
おられます。

例えば、
通常の道を運転などで眩しさを抑えたい方はグレー系・ブラウン系・グリーン系。
トンネルなどが多い道をよく運転する方は、ブラウン系やイエロー系。
夕日などの赤色の光には、グレー系が暗く感じるので、ブラウン系やイエロー系
が良いと思います。
度数が出にくい方や、ゴルフで芝目を読むなどの場合、コントラスト効果の高い
ブラウン系・イエロー系・ピンク系。
観光などが多く、できるだけ自然な見え方が良い方は、グリーン系。
肌の色など、血色が良く見せたい方は、ピンク系。

カラーの系統によって、効果が異なるため、使用用途によって
カラーを変えるのも良いと思います。

カラーを入れた場合、誰でも見え方は同じ?

今回のカラーの特長については、大雑把な特長であるため、
誰でも当てはまる訳ではないと思います。
色覚については、人によってまちまちで、年齢を重ねることで、色覚が落ちる方もおられます。
カラーそのものも、色みが同じでも、濃度・明度なども違います。

そのため、カラー特長はあくまでも目安であり、実際にテストレンズで試す方が良いと思います。

まとめ

・カラーの系統によって、大まかな特長がある
・カラーの系統の特長は、人によって変わる可能性がある
・テストレンズで、見え方や見られ方を、実際に試した方が良い

次は、『レンズカラーの種類』について

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豊福祐史
専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

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