HOYAの最高級累進レンズ(インディヴィジュアル)の極・雅・望・紬は何が違う?②
同じ色でもコントラストが効果が違うと感じることがあります。
カラーレンズの中で、コントラスト効果を高めることで、
見えやすくすることを目的に作られたのが、
『コントラストカラー』と言われるレンズになります。
そもそも色とは?
色というのは、可視光線の様々な波長の光が混ざって、
その色に見えます。
波長という言い方がわかりにくいと思うので、
わかりやすく波長=色と思ってもらっても良いかと。
その上で、虹を思い浮かべてください。
虹は『赤・橙・黄・緑・青・藍・紫』の七色に見えます。
これは色によって、光の屈折率が違うために起きます。
ちなみに紫外線と赤外線は、可視光線から外れているため、
肉眼では見えません。
一般的に、全ての可視光線の波長が揃っていれば白色、
全ての可視光線の波長がなければ黒色となります。
つまりは、波長の組み合わせで様々な色に見えるということです。
波長の組み合わせが違っても同じ色に見える?
例えば、全ての波長が揃ってなくても白色に見えることもあります。
身近な例としては、蛍光灯やLEDがなどの分光曲線を見てみると、わかりやすいかと。
ご興味のある方は『蛍光灯 分光曲線』と検索すると出てくると思います。
蛍光灯の分光曲線を見てみると、全ての色が均等にあるわけではなく、
特定の山が見られます。
この山の数から、蛍光灯に『三波長型』『五波長型』などの表記がされてます。
LEDの場合は、これに棒グラフが混ざったようなグラフになります。
このように、同じ色でも波長の組み合わせが違うことが結構あります。
コントラストカラーとは?
特定の波長を抑えることで、モノをくっきりと見えやすくするレンズになります。
そのため、同じ色のカラーレンズを使っても、同じように見えないことがあります。
もちろん、個人差があり、あまり感じない方も多くおられます。
若い人の場合は特に。
よく見た感じが同じ色なので、代用しようとして 、なんで違うのかと相談がありますが、
どの波長をカットするか、透過させるかで、どう見えやすくなるかを研究されて作られたのが、
コントラストカラーとなります。
眼鏡専門店では、サンプルがあるので、最大視力が低い方は試してみる価値はあるかと思います。
まとめ
・同じ色でも光の波長が違う場合がある。
・視力がなかなか出ない方は、コントラストカラーを試してみては?
次は『曇りにくいレンズは傷つきやすい?』について