コンタクトの不適切な取扱いによる影響
最近は、高齢の方で、色付きのメガネを使われている人がわずかながら増えてきています。
理由としては、透明のレンズより、『見えやすい』からです。
また、若い人でも、用途に応じてカラーレンズを使い分ける方も。
単純にカラーレンズと言っても通常の『アリアーテカラー』『レイヴァンカラー』から、
機能的な『コントラストカラー』などがあります。
カラーレンズの用途
レンズにカラーを入れる理由としては、
用途を大きく分けると『ファッション』『遮光』『見やすさ』の3点になると思います。
『ファッション』『遮光』はわかるけど、
『見やすさ』はピンとこない方が多いと思うので、簡単に。
高齢の方がカラーレンズを使う理由
『視力低下』が大きな理由と思います。
視力低下には、『白内障』『手術』『色覚能力の低下』などの要因があります。
まず、白内障は知っての通り、眼が白くなる症状で、種類もありますが、
眩しく感じられます。
白色は光を拡散させるので、眼の中で乱反射することが要因の一つになり、
若い時より眩しく感じられます。
また、高齢になると『色覚能力の低下』が起こることもあります。
特定の色を知覚する能力が落ちれば、視力低下にもつながります。
これをメガネの度数だけで合わせようとしても、なかなか難しい時があります。
『コントラストカラー』という色を入れることで、
コントラスト効果により、モノをくっきり見せることができ、
メガネによる矯正視力が向上することがあります。
ただ、高齢になると、視力低下に様々な病気が関係していることもあるため、
まずは眼科へ行く方が良いです。
若い方がカラーレンズを使う理由
『ファッション』として使う方が多いのではないかと思います。
あとはアウトドアやスポーツの時の『遮光』。
ただ、カラー特性を知っている方は、カラーの機能として使う方もおられます。
例えば、ゴルフの芝目やボールを見えやすくしたいなど。
カラー特性
一般的なカラーの特性として、簡単に。
・イエロー系⇒コントラスト効果が高く、明るく、特に青色の色調変化が感じられることがある
・ブラウン系⇒コントラスト効果が高く、濃度のわりに明るく色調変化が感じられることがある
・グレー系⇒色調変化が少なく、光量を下げるが、コントラスト効果は劣る
・グリーン系⇒自然な見え方で、光量を下げ、グレー系よりコントラスト効果が高い
・ピンク系⇒コントラスト効果が高いが、光刺激が強すぎると感じる子とも
例えば、遮光だけでよければグレー系、モノをくっきり見たい方はイエロー系やブラウン系、
暗いのが嫌な方はイエロー系やピンク系、自然に見たい方はグリーン系など、
趣味嗜好や用途に応じて、検討すると良いかと思います。
まとめ
・高齢の方は、コントラストカラーを使うと見えやすくなることも。ただ、眼科へ行くことも大事。
・カラーには特性があるので、それぞれの趣味嗜好。用途によって選択を。
次は『見た目が同じカラーのレンズでもコントラスト効果が違う?』について