樹脂フレームを温めすぎると?
お客様の中には、『絶対に日本製。中国製や韓国製とかはもってのほか』
と言われる方もおられます。
確かに、日本の場合、安価なものは中国製や韓国製が多い気はします。
逆に、日本製は、『made in Japan』の表記があるだけで、
信頼性は高く、評価が高いのも事実です。
だけど、本当に日本製は必ず良いもので、中国製や韓国製など海外のものが
本当に粗悪品かどうかは、ものによると思います。
個人的には、日本製でも質が悪いものはたくさんあるし、
中国製や韓国製でも良いものは良いと思います。
良品が日本に入ってきているかどうかは別として。
日本製のイメージは?
日本人の職人(または工場従事者)により製造された、
高品質なものが一般的なイメージと思います。
日本製が良い、中国製や韓国製が悪いというのはイメージも強くあるのは事実です。
でも、日本で作っていないものが日本製として販売する方法があれば、どうでしょう?
日本製の定義
日本製の定義としては、最終工程が日本で製造されたものを指します。
つまり、海外で 製造された部品を集めて、日本で組みたてれば、
『made in Japan』と表示できます。
ただ、これはメガネに限らず、ほとんどの製品に言えることですけど。
例えば、どんなものが日本製?
例えば、
①すべての材料・部品が日本で作られ、日本で組みたてたもの
②海外から材料を輸入、部品は日本で作られ、日本で組み立てもの
③海外から部品を輸入、日本で組み立てもの
④外国の方だけで構成された日本の工場で作ったもの
などが挙げられます。
また、日本人だけで構成された海外の工場で作ったものは、
『made in Japan』ではなくなります。
さらに、日本はチタン技術が高いため、フランスなどのブランドでも、
日本で作られているため、『made in Japan』と表記されています。
誤解なく言うと、日本で働いている外国の方の多くは意欲も能力も高く、
まじめな方は多いと思います。
少なくとも、自分が会ってきた人たちは、そういう方が多かったです。
鯖江製なら大丈夫?
『このメガネは鯖江製だから』と、よく聞きますが、
そもそも、日本製のメガネの90%以上は鯖江で作られているため、
日本製なら量産品から高級品まで、鯖江製です。
なので鯖江で作られたメガネだから良品と言われると、
違和感があります。
海外製の質はどう?
個人的には、作りならドイツなど、デザインや色合いならフランスなどかなと。
ドイツはマイスターの国なので、職人の質は高いです。
フランスなどは感性が日本と違うので、綺麗なデザインや色合いのフレームが多いです。
中国製・韓国製は、質を重視したものなら、良いものはあります。
超のつく有名なブランドでも、中国製・韓国製はあるので。
ただ、日本に入ってくるのは、価格重視なので、なかなかお目にかかれないかも。
海外なら、結構あるんじゃないかと思います。
コストで見るか、コスパで見るか、質で見るか、デザインで見るか、
どんな製品でも、自分の価値観と照らし合わせるのが大事かなと思います。
まとめ
・日本で作ってなくても、日本で組み立てれば、『made in Japan』
・海外のブランドであっても、『made in Japan』もある
・日本製であっても、質が良くないものもある
・中国製、韓国製であっても、良いものは良い
次は『メガネフレームの質はどうやって見る?』について