度数と視力って何が違うの?
メガネやコンタクトをすれば、全ての人が視力2.0以上見えると思われてる方が、多くおられます。
そのため、完全矯正値と言われる、その人の最高視力が出る数値を測定しても、
眼鏡やコンタクトの見え方に不満がでる方も。
最高視力と完全矯正値とは?
最高視力はメガネやコンタクトを使った時の一番視力が高い数値で、人によって異なります。
ある人は視力1.5、ある人は視力2.0、ある人は視力0.4が最高視力となります。
完全矯正値とは、近視・遠視・乱視が補正され、正視となるレンズ度数です。
レンズの度数が強くなる程、視力が高くなるイメージを持っている方もおられます。
大抵の場合、過矯正になると、視力は低下する上に、疲れやすくなります。
例外はありますが、完全矯正値よりも弱い、または強いレンズの場合、
その人の最高視力がでないことが多いです。
裸眼視力が悪いと最高視力も悪い?
結論から言うと、裸眼視力が悪くても最高視力は良かったりします。
私自身は、正確に測定してないものの、裸眼視力0.01以下と思います。
ただ、メガネを掛ければ、視力2.0も見えます。
逆に、裸眼視力0.4で矯正視力0.6以下の方もおられ、車の運転をあきらめたという方もおられます。
人によって視力がでない理由
視力がでない理由は『弱視』『コンタクトの不正使用』『事故』『ケガ』『病気』など理由は様々です。
認定眼鏡士の資格を持っている方は、眼や脳の仕組み、病気、薬、心理など、眼に関わる様々なことを勉強しており、
なぜ視力が出ないかを推測します。
細かく言うと、角膜の内皮細胞や視神経などの話になるので、別でお話しします。
ただ、眼鏡店の領域を超えていると判断した場合は、その病名や理由がわかっても、診断はできないので、
それとなく医療機関への受診を進めていると思います。
弱視とは?
弱視とは、簡単に言うとメガネやコンタクトなどで視力がでないことです。
最近では、3歳児検診があるため、早い段階で弱視になる可能性がわかります。
昔に比べて、メガネを掛けている小さい子が多い理由は、これになります。
早い段階で、治療のためのメガネを掛けることで、弱視を予防することができます。
視力は眼鏡店でも測定できますが、小さい子は眼科医への受診をお勧めしてます。
理由は、眼鏡店では測定時に目薬などを使用できないこと、
発達や病気などの早期発見につながることなどがあります。
成長する程、治療が難しくなるので、異常がある場合はお早めに。
視力が良いなら、完全矯正値で眼鏡は必要ない?
視力の良い方には遠視が強く、完全矯正値だと若干矯正視力が落ちる方もおられます。
なので、必要ないといえば必要ないです。
ただ、遠視ということは、眼に負担がかかっているので、完全矯正値の方が、
日常生活が楽になる人も多いです。
特に、パソコンなどの近業作業をするときは。
遠視の方は、眼が良いと思われている方も多く、それを自負されているので、
なかなかメガネを使おうとはしないです。
遠視でメガネを使用されている方や私個人の意見としては、あった方が良いと思うんですけど、
実際に見えてるし、ご本人次第なんで、無理には勧めないです。
まとめ
視力の最大値は人によって異なります。
事故やケガ、病気は仕方ないとしても、
年齢を重ねてもメガネやコンタクトで矯正できるよう、
小さい頃は弱視、大人になるとコンタクトの使用に気をつけてください。