お風呂のゴムパッキンについたカビを除去する方法
水をかけてもまたすぐ曇るその原因とは
浴室の鏡は曇りやすく不便なものです。水をかけると一時的にクリアになりますが、すぐまた湯気で曇ってしまいます。見たい時に見えないのですから、「設置している意味もないのでは?」と思ってしまいますね。
そもそも鏡が曇る原因は、鏡の表面温度が低いため、浴室内の空気に含まれている水分が結露することにより起こります。
結露した水分は、表面張力によって、小さな無数の球体となって鏡の表面を覆います。
これが、鏡が曇るメカニズムです。特に冬場は浴室が冷えているので、結露が発生しやすく、曇りやすい環境になりがちです。
最近は曇り止めのヒーターを内蔵した鏡もありますし、曇り止め用フィルム、コーティング剤などの便利グッズも販売されていますが、もっと手軽な方法で曇り止めが可能です。
洗剤を塗るだけで曇り止めができる
要するに表面張力が働かないよう、鏡の表面に薄い皮膜を作ればいいのです。シャンプーやボディソープ、洗剤などをメラミンスポンジに含ませて、鏡にゆっくりとまんべんなく塗ると、しばらくの間は鏡は曇りません。
できるだけ泡立たないものがいいですので、重曹の水溶液を塗るのもおすすめです。効果は20分ほど続きます。お風呂から出る前には必ず洗い流すようにしてください。
鏡のウロコ汚れの原因と対策
以上の方法で鏡の曇りは解消されますが、鏡の汚れによって曇っている場合は、この方法は使えません。まず鏡の汚れを除去しましょう。
浴室の鏡には、白くザラザラしたウロコ状の汚れが付着することがあります。
これは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが石化したものです。地域の水道の質によって、汚れ具合も変わってきます。長い時間をかけて少しずつ固まっていく汚れなので、定期的に鏡の掃除を行っていれば問題ありませんが、長期間放っておくとプロの業者でも落としにくいがんこな汚れとなってしまいます。
汚れが軽いうちは、ご家庭でも落とすことができます。アルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が有効です。多めに水に溶かし、ペースト状のものを鏡に塗って、スポンジなどで磨いていきましょう。落ちない場合は、鏡専用の研磨パッドで汚れを削り落としてから行うと効果が期待できます。
ウロコ汚れがきれいになれば、上記の方法で曇り止めを行うことができます。また、入浴のたびに、洗剤による曇り止めを行うことによって、ウロコ状の汚れも防止することができます。