クロスについた油性のシミの取り方
クロスの黄ばみと喫煙
喫煙者がいるご家庭では、換気に気をつけていても、いつの間にか壁のクロスが黄ばんでくるものです。
お部屋をきれいに掃除しても、クロスの黄ばみが気になります。クロスはカーテンやカーペットのように丸ごと洗うわけにはいきません。水拭きでもきれいに落とすことはできません。放っておくとカビの原因にもなりますのでやっかいです。
黄ばみは、タバコの煙の主成分であるタールが原因です。毎日の喫煙によって、タールが少しずつ壁に付着し、固まっていきます。この積み重ねによってだんだんと黄ばんでいくのです。
喫煙者のいる家といない家では、クロスの黄ばみの程度は大きく変わってきます。それでは黄ばんだクロスはどうやったらきれいになるのでしょうか。
クロスの黄ばみを落とす方法
まず、軽い汚れであれば、水を含ませた布やスポンジに市販の中性洗剤をつけて、こすって落としてみましょう。ぬるま湯を使うと一層効果的です。
力を入れ過ぎると、破損したり色ムラができたりしますので注意しましょう。またスプレー式のアルコールや重曹でも初期の汚れなら落とせる可能性があります。
頑固な汚れには「オレンジオイル」を配合した洗剤を使うと効果が期待できます。どの洗剤を使っても、仕上げは水拭きと乾拭きをして、洗剤が残らないようにしましょう。
しかし、長期間放置してあった黄ばみは、完全に落とすことができません。落ちないからといって洗剤を使いすぎたり、こすりすぎたりすると、破損や変色、色ムラの原因となりますので注意してください。
クロスの黄ばみ対策とは
喫煙者のいるご家庭では、クロスの張り替えのサイクルがどうしても短くなってきます。次の張り替えの機会には、汚れ防止などのメンテナンス性に優れた壁紙をおすすめします。
汚れにくく、また汚れても掃除がしやすいなどのメリットがあります。また、喫煙者以外はタバコの臭いも気になるものですので、消臭機能も兼ね備えたクロスが良いと思います。
あとは、部屋の換気をこまめにすること、できれば換気扇の下で吸うなどの配慮があればいいと思います。