金属(スライドタイプ)バンドの長さ調整はご自分で出来ます

テーマ:時計を買う前に知っておきたいこと

スライドタイプ1

時計屋さん不要の金属バンド(スライドタイプ)

時計の金属バンドの長さ調整にいちいち時計屋さんに出向くのは面倒という方の為に
通販用に開発された金属バンドがあります
止め金具部分がスライドタイプのバンドです

まずは 調整方法のご説明です
1番目の写真:6時側のスライド部品の長方形の穴にドライバーの先を差し込みます
スライドタイプ2
2番目の写真:ドライバーの持ち手を時計側に倒すとストッパー金具が持ち上がります。
スライドが可能になりますのでお好みの長さに調整します
スライドタイプ4
このとき 止め金具の裏側にある突起が
スライドタイプ5
バンドのコマとコマの間に入り込むように合わせてス、トッパー金具を真上から押し込んでください。
うまく押せないときはストッパーを指で軽く押さえながら少し移動させてみてカチッと入り込む位置を探してから押し込んでください。
スライドタイプ8
止め金具がしっかりとまったら、「引掛け」をしっかりと合わせてからバンドを留めてください

残念ながら・・・余った分はそのままです。

ご自宅でバンド調整が出来るなんて 便利!
と思われるかと思いますが「長所の裏には短所あり」です。
腕周りに合わせて 装着する長さ調整が出来ても バンドそのものの長さは変るわけでなないので、余った部分はそのまま腕に巻き付けていることになります。
気にならない方は気にならないのですが、特に腕が細い方は余り部分も長くなってしまうので煩わしく感じられる方もいらっしゃるようです。店頭でも余分な部分のカットのご依頼をいただくことがありますが、只、切断するだけれは、断面がキレイになりませんので手首にキズをつけてしまう恐れがありますのでお受けしておりません。
便利と不便の両方を知った上でご購入の決定をされることをお勧めします

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Mybestpro Members

衞藤憲太郎
専門家

衞藤憲太郎(時計修理技能士)

株式会社ハナブサ

時計の寿命を延ばすビフォーケア(事前のケア)として「分解掃除を伴わない時計クリーニング」を提唱し10年。壊れていない時計のメンテナンスまで受付出来るのは、しっかりとした修理技術の裏付けと豊富な経験値が

衞藤憲太郎プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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