残暑見舞いにちょっと怖いハナシ③
8月末だと言うのに 毎日暑い日が続いています
娘たちはテレビの『本当あった怖い話』を見て涼んでいるようです
怖い話で涼しくなるなら・・・と
私の体験した怖い話をひとつ紹介します
怖いのが苦手な方は 読まないでくださいね<(_ _)>
それは高校の修学旅行から始まりました
怖いもの知らずの高校生だったころです
修学旅行で行ったのは 奈良・京都・そして日光華厳の滝でした
華厳の滝が自殺の名所と知っていたので
面白がって バンバン写真を撮っていたのです
特に 当時霊感が強いと評判だった友だちMと二人で撮りました
修学旅行中は とくに問題もなく楽しく過ごす事が出来ました
しばらく経って休日に 自宅のリビングでテレビをつけたままウトウトしていると
甲子園の応援のような 太鼓をドンドン叩く音が聞こえてきました
何度も金縛りの経験があったので その前兆かと((まずいなぁ))と思ったけれど
もう体は動きません
そのうち体はスッカリ動かなくなってしまいました
隣の部屋で 遊んでいる弟たちの声は聞こえるけど
リビングに入ってくる気配はありません
このまま金縛りが通り過ぎるのを待つか・・と思っていたら
お腹の横と首の左右から 手が出てきたのです
床の緑色の絨毯から まるで生えたように出てきたのです
そしてお腹の所の手が 私の腕を掴んで
首の所から出た2本の手は
私の首を絞め始めたのです
苦しくて苦しくて
そのうち 男性の声が聞こえてきました
『おれは何も悪い事をしていないのに…』
と 何度も何度も
首はぐいぐい絞められて もう死んでしまうのかと諦めはじめたところ
急にすっと力が抜けて 手も 男性の声も 太鼓の音も消え
体も動くようになりました
華厳の滝で 誰かが憑いてきたのかと
ちょっと怖くなりました
そして 学校に行って その話をすると Mが言うのです
「私も・・」と
Mも同じころひどい金縛りにあい 男性の声が聞こえたのだそうです
「腹がいてぇよ・・」と
繰り返し 繰り返し
みんなで「同じ人だろうね」と ビビりながらもどっかで楽しんでいたのです
それからまた数日経って プリントされた修学旅行の写真を見ると
私とMが2人で撮った写真だけが
2人はくっきりはっきり写っているのに
周りが真っ黒で 景色は何も写ってなかったのです
何一つ写ってなくて 闇の中のように真っ暗なのに
2人だけ きちんとキレイに写っていたのでした
その前後に撮った写真は 何も問題が無いのに・・・
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ちょっとは涼しくなりましたか?
怖いのはこれからですよ(*^^)v
後半に続きます