物価高騰への対策 住宅ローンの借り換え
コロナ禍で生活スタイルに変化・電力不足
新型コロナ騒動からもう2年半が経過しました。
中には在宅ワークやリモートワークなどで、生活のスタイルや仕事のスタイルが変わった人も増えたと思います。
しかし自宅が今の間取りでは仕事をやりづらいことから、仕事用スペースを確保するために室内をリフォームするという声も、在宅ワークという言葉が出てきてからちらほらと聞くようになりました。
加えて今年はウクライナ情勢や円安の影響で、原油や天然ガスの高騰から電力不足が騒がれていて、今後どうなるのか先がまだ読めない状況です。
そこで自宅にソーラーパネルを設置する人が増えているということも聞きます。
しかしそれらには数百万円規模の費用がかかります。
費用を手持金から工面出来れば問題ないでしょうが、そうでなければローンで借りることを検討する人もいるでしょう。
そうなると、今の物価高の中で家計の負担が一層大きくなってしまう恐れもあります。
これを解決できるかもしれないのが【0円リフォーム】なのです。
今の住宅ローン金利が高ければ返済額を変えずにリフォーム出来るかも?
【0円リフォーム】というワードでネット検索をすれば、たくさんのページにヒットします。
簡単に言えば「リフォーム費用と合わせて低金利の住宅ローンに借り換えをすることで、家計の負担を最小限に抑えてリフォームをすることが出来ます。」という内容です。
だから、誰にでも出来るということではありません。
対象は「現在高い金利の住宅ローンを返済中の人」に限られてしまう話なので、ご承知おきください。
私はこれまで、事例はさほど多くないものの数件の【0円リフォーム】の手続きをサポートしてきました。
以下はその一例です。
これは、従来の住宅ローン金利が2%である場合の事例です。
変動金利が年利1%を切るのが当たり前のような現在では考えにくいでしょうが、当初借入をした時に地方銀行の固定金利選択型を契約していて、特約期間を1回でも終わっていれば、この2%という金利は十分にあり得ることなのです。
よってそのような人がローン残高とリフォーム費用を合わせて借り換えをしたら、事例のような結果となることが考えられます。
まずは借り換え先選び そしてシミュレーション
以前もコラムで述べましたが、借り換えをする際の最重要課題は「借り換え先選び」です・
借り換え先は「自身にとって最もメリットが大きい金融機関」を最初から選ぶことが大事です。
借り換え先選びのためには、インターネットで情報収集をする人が多いと思います。
しかしそれだけに頼ることはあまりお勧め出来ません。
私も業務において各銀行の住宅ローンのサイトをよく見ますが、中には専門家の私が見ても金利優遇の条件などが分かりづらいサイトもあるからです。
インターネットでの情報収集とともに銀行とコンタクトをとって直接確かめることを強くお勧めします。
また低金利の商品に借り換えをしてメリットを大きくするためには、変動金利を選ばざるを得ないケースが多いかと思います。
その場合に大事なのが、変動金利の仕組みを十分に理解することです。
ローン残高とリフォーム費用を合わせて借り換えを考える人は、様々なパターンでシミュレーションをして、納得する形で手続きをするよう心掛けてください。