第10回 「『Office付き』って何?Microsoft 365との違いも超シンプル解説」

最近、「AI」という言葉を聞かない日はないくらいになりました。
テレビを見ても、
「AIを活用しています」
ニュースを見ても、
「生成AIによって……」
パソコンやスマートフォンでは、
「AI搭載!」
という言葉をよく見かけます。
さらにChatGPTなどのサービスも登場し、
「結局、AIって何なの?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、難しい専門用語はできるだけ使わず、「AI」と「生成AI」の違いについて考えてみたいと思います。
そもそもAIって何?
AIは、
Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)
の略です。
日本語では、
「人工知能」
と呼ばれています。
難しく考える必要はありません。
ものすごく簡単に言えば、
コンピューターに、人間が行うような判断や認識などをさせるための技術
と考えてみてください。
AIは最近突然登場したものではありません
「AIというとChatGPTでしょ?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、AIそのものは以前から私たちの身近なところで利用されてきました。
例えば、
スマートフォンの顔認証
写真に写っている人物などの認識
カーナビのルート提案
ネットショッピングの商品推薦
迷惑メールの判定
音声認識
などです。
私たちは「AIを使っている」と意識しなくても、すでに日常生活のさまざまな場面でAIの恩恵を受けています。
では「生成AI」は何が違うの?
ここ数年で急速に身近になったのが、
生成AI(Generative AI)
です。
従来のAIが、
「見つける・分類する・予測する・判断を助ける」
といったことを得意としてきたのに対して、生成AIは、
新しい文章や画像、音声、プログラムなどを作り出すことができます。
ここが大きな特徴です。
料理に例えてみましょう
例えば冷蔵庫に、
「卵、キャベツ、豚肉があります」
とします。
従来型のAIなら、
「これは卵です」
「これはキャベツです」
「これは豚肉です」
といったように、物を認識したり分類したりすることが得意です。
生成AIなら、
「この材料を使って、簡単に作れる夕食を考えてください」
とお願いすると、
「こんな料理はいかがでしょう?」
とレシピを考えてくれます。
つまり、
情報を判断するだけでなく、その情報をもとに新しいものを作れる。
これが生成AIの大きな特徴です。
ChatGPTも生成AIの一つ
私が普段活用しているChatGPTも、生成AIの一つです。
例えば、
「町内会のお知らせを作って」
「この文章をもっと分かりやすくして」
「旅行の計画を考えて」
「Excelの使い方を教えて」
「この写真に写っているものについて教えて」
など、さまざまな相談ができます。
これまでのコンピューターは、
人間が操作方法を覚えて使うもの
というイメージが強かったと思います。
生成AIでは、
普段使っている言葉で「こうしたい」と相談できる
ようになったことが、大きな変化だと私は感じています。
「検索」と「生成AI」は同じではありません
ここも大切なポイントです。
Googleなどで検索すると、関連するWebサイトや情報を探して表示してくれます。
一方、生成AIは、質問や指示をもとに文章などの回答を組み立てます。
つまり、
検索=情報を探す
生成AI=質問に応じて回答や内容を作る
という違いがあります。
最近は検索とAIを組み合わせたサービスも増えているため、境界は少しずつ変化していますが、基本的な違いとして覚えておくと分かりやすいでしょう。
AIの答えは必ず正しい?
ここは非常に重要です。
生成AIは、とても自然な文章で答えてくれます。
そのため、
「こんなに自信を持って答えているのだから正しいだろう」
と思ってしまいがちです。
しかし、生成AIは間違った情報を答えることがあります。
知らないことについても、それらしい回答を作ってしまう場合があります。
ですから、
「AIが言ったから正しい」
と考えてはいけません。
特に、医療、お金、法律、仕事上の重要な判断などについては、信頼できる情報源や専門家への確認が必要です。
AIは「人間の代わり」なの?
AIが進化すると、
「人間はいらなくなるのでは?」
という話も出てきます。
私は、生成AIをそのようには考えていません。
AIが得意なことはAIに手伝ってもらう。
そして、
考えること、判断すること、責任を持つことは人間が行う。
この関係が大切だと思っています。
私はこれを、
「ヒューマンAIバランス」
と考えています。
AIに全部任せるのでもなく、AIを拒否するのでもない。
人間とAI、それぞれの得意なところを生かして一緒に使っていく。
これからの時代には、そんな考え方が必要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
今回覚えていただきたいのは、
AI=人間が行うような認識や判断などをコンピューターで行うための技術
そして、
生成AI=文章・画像・音声など、新しい内容を作り出せるAI
ということです。
ChatGPTも、その生成AIの一つです。
AIという言葉だけを見ると、とても難しいものに感じるかもしれません。
でも、私たちがすべての仕組みを理解する必要はありません。
自動車のエンジンの構造を知らなくても、車を運転できるのと同じです。
まずは、
「AIで何ができるんだろう?」
と興味を持つところから始めてみましょう。
【65歳からのワンポイント】
私は65歳になった今でも、新しいことを学び続けています。
パソコン、スマートフォン、生成AI、そしてプログラミング。
知らないことは、まだまだたくさんあります。
でも私は、
「この年齢だから、もう新しいことは覚えなくてもいい」
とは思っていません。
むしろ生成AIの登場によって、年齢に関係なく新しいことへ挑戦しやすい時代になったと感じています。
分からなければAIに、
「もっと簡単に説明して」
と聞けばいい。
それでも分からなければ、
「小学生にも分かるように説明して」
と、もう一度聞けばいいのです。
AIを使うために、最初から詳しい知識が必要なわけではありません。
まず話しかけてみる。
そこから始めれば十分です。
AIに任せきりになるのではなく、自分で考えながらAIの力を借りる。
人間が主役で、AIは頼れるパートナー。
そんな付き合い方を、これから一緒に学んでいきましょう。
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