入社後のギャップはなぜ起こる?
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。4月となり、桜の開花と共に今週末は花見の計画をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。桜、きれいですよね。さて、4月から新入社員が入社された会社さんも数多くあると思います。期待の新人、活躍して欲しいですよね。すでに新入社員研修などプログラムは組まれていると思いますが、入社1年経過された方へのフォローはできていますでしょうか。ぜひ、入社1年後のこちらもご活用ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【セミナー告知】
入社2、3年目社員のステップアップに!
2025年5月16日(金)
https://synergy-management.co.jp/stepup_training2025/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
退職代行どう思う?退職の申し出を自分で行うか、代行してもらうか。一昔前では考えられなかった「退職代行」。Beatrust株式会社は、会社員1000人に「退職代行」に関する意識調査を実施し、そのランキングデータを公開しました。調査結果以下の通りとなりました。
1位:「退職代行が必要ない職場環境が理想」
2位:「会社の対応が悪い場合は仕方ないと思う」
3位:「職場とのトラブルを避けられるのが良い」
4位:「他人に頼るのは抵抗がある」
5位:「最後まで自分で責任を持つべきだと思う」
6位:「サービス自体が社会の問題を映していると思う」
7位:「便利だと思う」
8位:「高額な料金設定が気になる」
9位:「ストレスを軽減できるので良いサービスだ」
10位:「退職代行を利用した人への印象が悪くなる」
サマリーでは、「退職代行が必要ない職場環境が理想」(1位)、最も多かった回答は「退職代行が必要ない職場環境が理想だ」という意見。これは、退職代行が求められる背景には、企業の対応や職場環境に課題があることを示唆しています。「会社の対応が悪い場合は仕方ないと思う」が2位、退職代行を「やむを得ない選択」と考える人も多く、特に「職場とのトラブルを避けられるのが良い」と考える意見(3位)も支持されました。これは、退職時のトラブル回避の手段として一定のニーズがあることを示しています。「他人に頼るのは抵抗がある」「最後まで自分で責任を持つべき」が上位。一方で、「他人に頼るのは抵抗がある(4位)」「最後まで自分で責任を持つべき(5位)」という意見も多く、退職の意思は自分で伝えるべきという考えも根強いようです。
また、20代と50代の「退職代行」への価値観も発表されています。20代では「退職代行が必要ない職場環境が理想だ」が最も多く選ばれていますが、同時に「職場とのトラブルを避けられるのが良い」や「便利だと思う(退職がスムーズになる)」といった項目が上位に入り、退職代行を前向きに捉える傾向が見られます。これは、若年層が円滑な退職を重視し、必要に応じて退職代行を選択肢として考えていることを示していると考えられます。一方、50代では「最後まで自分で責任を持つべきだと思う」が1位となり、「他人に頼るのは抵抗がある」も5位に入るなど、自らの責任で退職を進めるべきだという意識が強いことが分かります。また、「退職代行を利用するのは社会人としてどうかと思う」が7位に入っており、退職代行の利用に対する否定的な見方が20代よりも顕著です。
なお、「高額な料金設定が気になる」は両世代で共通して10位以内に入っており、コスト面への関心は世代を問わず強いことが分かります。総じて、20代は退職代行を柔軟に活用する意向が見られる一方、50代は自らの責任で退職することを重視する傾向があるといえます。この違いは、社会経験やキャリア観の違いに起因していると考えられます。
個人的には、退職代行を使うのはコミュニケーションが希薄な状態であるとは感じますが、実際色々と話を聞いていると退職の話を切り出すだけで動悸がする。そこでストレスを軽減するためにも利用するという方もいらっしゃいました。健康上の理由でできない場合などは仕方のない部分もあると理解を示す一方、なかなか受け入れられないことがあることも事実です。引継ぎを十分に行い業務に支障なく退職することが一番大事ですが、ここがないがしろにならないよう、労使ともしっかりと話し合いを行うことが必要です。
詳細はこちら
https://corp.beatrust.com/news/ranking-taishokudaiko
【編集後記】
今週末は、会社の花見を予定しています。花より団子となりそうですが、見頃になることを期待しています。