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コラム

「就職には運動部が有利」

2023年12月22日

テーマ:コラム

コラムカテゴリ:ビジネス

こんにちは。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。2023年今年最後のメルマガです。今年も1年間ご愛読いただきありがとうございました。今年の漢字は「税」でしたが、帝国データバンクが集計した会社が考えた今年の漢字ベスト3は1位:「変」2位:「耐」3位:「忍」でした。ちなみに私もこの発表を見る前に出した漢字は「耐」でした。今年はどのような1年でしたか?漢字一文字で表してみると、1年が振り返れますよ。
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会社の採用基準に「運動部であること」を設けている会社は多くはないと思いますが、昔から就職には「運動部が有利」と言われていました。株式会社マイナビと大学スポーツ協会が共同で実施した「運動部学生の就職に関する意識調査」によると就職活動を経験した運動部学生の72.1%が「運動部が就職活動で有利だと思う」と回答。実際に有利だと思うことについて聞くと、「OB・OGに相談が出来る(51.4%)」が最も多く、また「部活内で情報共有ができる(46.7%)」、「監督やコーチからの紹介がある(31.3%)」なども上位に入り、部活動内で得たつながりを活かせることが有利だと考えている傾向がありました。運動部が就職活動に不利だと思うことは「シーズンと就職活動が被る(45.3%)」が最多。「部活動以外に活動をしていない(37.6%)」「説明会やイベントに参加できなかった(23.9%)」が続き、いずれも運動部学生ならではの回答で、就職活動に使える時間が不足していることを不利だと感じているようです。就活に関する情報収集先では「学校のキャリアセンター(46.7%)」が最多、次いで「一般的な就職情報サイト(36.0%)」「一般的な就職イベント(24.6%)」。「指導者(監督・コーチ)への人的ネットワーク(19.8%)」「体育会系ナビなど、運動部学生向けの特設サイト(17.4%)」など、運動部学生ならではの情報収集も実施。部活動を通して得たスキルは「礼儀・挨拶(82.5%)」が最多となり、「コミュニケーション能力(70.2%)」「上下関係の理解(66.5%)」が続く。競技レベルの向上を目指す中で、規律ある行動を求められながら、様々な人とコミュニケーションをとる必要がある運動部ならではの結果ですね。一方、就職活動を通して必要と感じた要素では「主体性」「実行力」「課題発見力」が上位に並び、身に付けた強みと実際に必要と感じる要素で乖離があることがわかりました。デュアルキャリア(仕事と競技の両立)について、「知らない」と回答した学生は53.1%。デュアルキャリアを「知っている」学生は前年より8.0pt増えて47.0%となり、デュアルキャリアの認知度は向上しています。
上記の結果を踏まえ、部活動を通じて得た知識に「挨拶・礼儀」「コミュニケーション」はよく感じますね。部活動の中でどのような役割を担っていたかも考え方に影響しますので大事なポイントです。これが仕事にも人間関係にも活きます。確かに運動部が有利という面はあるかもしれませんが、文科系や帰宅部でも優秀な方は多いので、一概には言えず、やはり人によるというのが採用の基準となりますね。ただ、当社の採用ペルソナには「運動していたこと」を入れていますので、確かに有利と言えば有利なのかもしれません。
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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾

【編集後記】
福井は大雪警報が発令されました。朝起きたら、一面銀世界。そこから除雪の朝が始まります(笑)
今年も1年ありがとうございました。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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