弁明の機会を与える
おはようございます。
福井の社会保険労務士 北出慎吾です。プロ野球セ・パ共に優勝が決まりましたね。セ・リーグはヤクルト。パ・リーグはオリックス。共に前年最下位からの優勝は史上初だそうです。まさしく下克上。悔しい想いをばねに優勝おめでとうございます!これからクライマックスシリーズ。日本一はどの球団に??
産労総合研究所は、2021年度「労働時間、休日・休暇管理に関する調査」結果を発表しました。
今回の調査は2021年5月から6月にかけて約3000社の企業に行われ、2014年以来7年ぶりの調査となりました。内容によっては2014年の数値を掲載しているものもありますが、この間の働き方改革などの法改正で働き方について、大きな変化が起きていることから、単純な比較をするのは難しい点に留意いただきたいとしています。
サマリーは以下の通り。
1.労働時間・休憩時間
1日の労働時間は、全体平均7時間46分
1週の所定労働時間は全体平均で7時間46分
年間所定労働時間は、全体平均で1,900時間18分。
→月にすると159時間ぐらいですね。
2.年間休日・季節的連続休暇
週休日と国民の祝日等をあわせた年間所定休日数は、平均119.7日。
→月当たり9.9日という計算です。もう少しで年間休日120日。職種別にみると本社・事務部門119.7日、現業・生産部門118.3日、営業・販売部門(外勤)120.2日、研究・開発部門120.9日
営業・販売部門(外勤)と研究・開発部門が若干多い一方で、現業・生産部門が少ないという傾向です。現場が動くことで生産体制が確保できるわけですのでこの辺りは妥当と言えばそうなりますね。
3.年次有給休暇
年休付与日数は平均10.7日で法定の義務(6ヶ月経過日に10日以上の年休を付与)を若干上回った。以後は法定日数を1日程度上回り、勤続4年6ヶ月以降は法定に近くなる。最高平均付与日数は20.4日。→年休の5日について時季を指定して取得させることが義務となったことにより基準日の統一など労働者に有利な制度を導入した企業の背景があるかもしれません。
4.時間外・休日労働
36協定の有効期間は、1年とする企業が97.3%。
限度時間を決める単位(一定期間の区分)については、1ヶ月とする企業が61.8%である限度時間の分布をみると、法定限度時間である45時間が69.2%で最も多く、平均は45.3時間。→限度時間を超える時間外労働に関する特別条項の内容が入っているか、結果だけではわかりませんが、目安は月45時間としたいですね。
5.在宅勤務
在宅勤務を実施している企業は70.6%。在宅勤務の対象が、全社員は44.7%、特定部署のみは37.1%。1週間での回数上限は、上限の定めなしが63.6%。中抜け時間は認めない企業が33.3%。
という内容でした。
自社と比較したり、参考データにしたりと活用の方法は様々ですが、働き方改革の影響が大きいのはデータを見るとわかります。
労働時間が減って、休日が増えても生産性が変わらない体制を作ることが企業としては大事です。当社も色々と試行錯誤しながら進めています。
最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
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【編集後記】
当社のスタッフにヤクルトファンがいます。優勝はやはりめちゃめちゃ嬉しかったようで、テンション上がっていましたww