自立型人材とは!
先日、大相撲の関脇「高安」が大関に昇進しました。
大関昇進の際には、
「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、
正々堂々精進します」と口上を述べましたが、
この高安関、なんとも異色な経歴を持っています。
父親が日本人、母親がフィリピン人のハーフで
中学までは野球部に所属していたようです。
その後、進路に困っていた所、父親の勧めで
鳴門部屋に入門し、2005年に春場所で初土俵を
果たしました。
面白いのはここから。
稽古や規律が厳しくて計7回の脱走を繰り返していたようです。
日が昇る前に始発電車に乗って実家に帰ったり、
時には松戸から土浦まで50キロを自転車で6時間以上かけて
逃げ出したり、父が運転する車で部屋に戻ったが、
部屋に到着する最後の交差点の信号で止まった際、
ドアを開けてスリッパをはいたまま逃げ出したりと、
相当相撲が嫌だったようです。。。。
しかし、父親と共に部屋に向かい、
師匠と兄弟子の前で父親が「何とか息子を部屋に置いてください」
と床に手をつけて願い出ました。
高安関はその時かなりのショックを受けたようで
「親の土下座なんか誰も見たくない。
自分がどれだけのことをしでかしてきたか分かった」
と振り返っています。
今でこそ、立派な大関になった高安関。
数々の困難を乗り越えて今があります。
「過去の自分が今の状況を知ったらひっくり返ると思う(笑)」
と語っていますが、結局最後まであきらめなかった人が
最終的には結果を残しているのです。
もちろん、周りの支えがあってこその状況。
困ったときにどう接するか。自らどう立ち上がるか。
親としての立場、上司としての立場で考えるところも
あるのではないでしょうか。
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