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コラム

マジでございますか?

2015年10月29日 公開 / 2015年10月30日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

お客様のところに敬語やマナーについての社員研修で
お伺いすると、びっくりするような敬語が飛び出すことが
出てきます。
タイトルにある
「マジでございますか?」
一瞬ネタだろう?
と思うかもしれませんが実際に聴くことがあったのです。
本人は最大限の敬語を使ったつもりでいます。

通常であれば、「本当ですか?」という言葉になると思いますが、
「マジ」という言葉はビジネス上ではふさわしいものではありません。
そこで新入社員に伝えている敬語のさわりの部分を今回のメルマガではお伝えします。

◎敬語について
敬語には尊敬語と謙譲語があります。

【尊敬語】
目上の方やお客様の動作・状態・所有物などを使い、相手を高めることにより、敬意を表す。
1.名詞に「お」 「ご」をつける
(例) お荷物  お名前  お洋服  ご住所  ご出席  ご来社
2.動作を示す言葉に「れる」 「られる」をつける
(例) 来られる  書かれる  読まれる  出席される

【謙譲語】
自分または身内の動作・状態・所有物などを低め、へりくだることによって、相手への敬意を表す。
1.名詞にへりくだる言葉をつける
(例) わたくしども  当社  弊社  粗品  粗茶
2.「お」 「ご」+動詞+「いたす」 「する」の形
(例) お待ちいたす お送りする  ご案内いたす  ご連絡する
などです。

敬語は知っていても使っていないとなかなか自分のモノになりません。
この機会に敬語を見直してみてはいかがでしょうか。

よくレジで聞く言葉、
「2,000円になります」ではなく、「2,000円でございます」
これも誰かが注意しなければずっと使い続けるでしょうね。
一度社内、周りを見渡してみましょう。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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