「土岐泰弘の自己紹介をさせてください」
「僕も家具職人になりたい!」と言って・・・
北海道旭川市で修行していた三男なおふみ(25歳)が4年の月日を経て2月に帰郷予定です。
2020年より、北海道立旭川高等技術専門学院 造形デザイン科で家具づくりの基本を学び、2021年には、第59回東京技能五輪全国大会に北海道代表の一人として選出され銅賞をいただきました。
59回東京技能五輪全国大会については、2021年12月のマイベストプロ愛媛のコラムにも書かせていただきました。
第59回東京技能五輪全国大会レポート
旭川家具工業協同組合さんの情報誌にも掲載されました。
その後、特注家具製作メーカー インテリア北匠工房様で修行ののちの帰郷です。
YouTubeの中で、ノギス計測作業をしているのが三男なおふみです。「見てくださるとうれしいです。」
インテリア北匠工房様 YouTube
「昨年は、先輩家具職人2名が引退しました。」
高校卒業後、60年以上にわたってTOKI家具館メンテナンスの職人仕事を支えてくれた、親父(土岐敏勝/88歳)と、叔父(土岐晴啓/85歳)が昨年夏に引退しました。
親父はウレタン塗装など塗装作業を得意とした家具職人、叔父は蝶番の取り付けなど細やかな木工精密作業を得意とした家具職人でした。
私の木工作業実務は、この2名の家具職人と30年余り木工作業をさせていただいた経験が、今の私を作っていると感謝してもしきれない気持ちです。
「長い間、私を支えてくれて本当にありがとうございました。ご苦労様でした。」
2024年2月に三男なおふみ(25歳)が帰郷予定です。
このお正月も、私の木工作業を手助けしてくれた三男なおふみ!
この写真は、愛媛県松山市・K様からご依頼のアンテーク家具(オークチェア)のぐらつき修理で補強作業を手伝ってくれているものです。
三男なおふみ(25歳)が、2023年末に特注製作した火縄銃の置台をご紹介します。
この火縄銃の置台は、お得意様の愛媛県新居浜市・T様から2023年末納品でご依頼を受けていたものです。
火縄銃(全長1300×厚み40×高さ50mm)のサイズや形状を確認のうえ、デザイン制作から実際の木工作業まで、三男なおふみが手がけたもので「どっしりとした」出来映えに仕上ったと想います。
火縄銃置台に使った材料は、ナラ無垢材を "相い欠き接ぎ” など昔からの仕口にて組み上げました。
戦国時代に作られただろう火縄銃の置台のため、柿渋などの自然塗料を使い自然な仕上げとしました。
「新陳代謝の一年がスタートします!」
新陳代謝とは、古いものが新しいものに入れ替わり、組織が若返ること!
2024年2月よりは、私と三男なおふみが、これまで以上にがんばらせていただきます。
ここ一年、遅くてご迷惑をかけていた納期も少しづつ改善していきます。
実務におきましては、「選択と集中」をかかげます。
①小売業としたら「おかしい」と思われるかもしれませんが、展示現品や在庫を極限まで減少させ在庫負担を可能な限り切り詰めます。
私が想う個人事業主が営む小売業とは、『大手小売業様の正反対』が基本です。
豊富な品揃えと最安値は大手小売業様の仕事です。私たちは、正反対の仕事を目指します。
②木工技術をさらに高めるための技術習得・身の丈に合った設備投資をし、製造小売業(サービス業)化を図り「めんどくさい系」の家具屋をもう一歩前進させます。
私たちの3本柱の仕事は、
1.思い出もよみがえる家具修理
2.不要・不便な家具がRe.novation家具に大変身
3.不要座卓×愛媛県産材の融合・・・HIME Re家具
③昨年、IT導入補助金で導入したDX化を少しずつ進めていきます。
この部分は、還暦を過ぎた私には荷が重いため、三男なおふみ(25歳)を中心に進めます。
最後に、親バカ的なコラムになり申し訳ございませんでした。
ご指導いただけますようお願いします。ありがとうございました。土岐泰弘