BRICS通貨

池田正一

池田正一

テーマ:時事ネタ

BRICS通貨

さて今日は「BRICS通貨」というお題です。

株価の歴史的な株価下落もようやく落ち着いてきたと見て良いのではないでしょうか。
むしろ、自民党総裁選が終わるまでは何も起きないような気がします。

前回のコラムに「次の注目ポイントはどこなのか」と書きましたが、あえて視点を変えて考えてみたいと思います。
皆様「BRICS通貨」という通貨をご存知でしょうか。

ご存知でない方は、こちらの記事をご覧ください。
ロシアと中国の「脱米ドル」加速、BRICSにデジタル通貨導入

ということで「BRICS通貨」とは「ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国からなるBRICS(ブリックス)が「独立した決済システム」を構築する為の通貨なんですね。

このBRICS通貨の構想に対して西側諸国では「難しいのではないか」という認識でしたが、もしかすると存在感を増してくるかもしれません。

では、こちらの記事をご覧ください。
ペトロダラー合意を巡りざわつくSNS、サウジはドル建て取引を


こちらの記事に「世界最大級の産油国であるサウジアラビアが石油をドル建てで輸出する50年にわたる合意が今月9日をもって終了」し、尚且つ「サウジはこの取り決めを継続しない」ということが書かれてあります。

この動きをしばらくチェックしていましたが、どうやら本当のようです。
記事の日付にあるように「2024年6月」で石油のドル建て輸出は終了しているのでしょう。
こうなってきますと、ドルの価値を裏付ける「石油」が無くなってしまいますのでドルの価値は大幅に毀損されると思われます。

このように、ドルの存在感が薄れてきた結果として「BRICS通貨」の存在感が増してくるかもしれません。
2024年10月22から24日にロシアでBRICS会議が開かれるようですので、この会議で「BRICS通貨」について何か進展があるかもしれません。

筆者としましては「2024年10月」に注目したいと思います。





それではまた次のコラムでお会いしましょう。







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