押し買い
さて今日は「金をいつ売るか」というお題です。
前回のコラムでこのように書きました。
”バブルが崩壊すれば大騒動になります。
今のうちに準備をしておいた方が良いのではないでしょうか。”
このコラムをお読みになった方でしょうか、お客様からこのような質問を受けました。
「金をいつ売れば良いのでしょうか?」
大変難しい質問ですね。
今回が803回目のコラムですが、このコラムでは経済や金価格について何度も書いてきました。
経済の評論家ではありませんが、プロの金融業者として「金をいつ売るか」という質問にお答えしたいと思います。
まず最初に、日経平均株価を見てみましょう。
2024.08.01
終値 38,126.33 前日比-975円
2024.08.02
終値 35,909.70 前日比-2,216円
8月に入り大幅下落という展開になっています。
なっていますが、ここは冷静になるべき場面だと思っています。
では、何を以って冷静になるのか。
ここで年初の日経平均株価を見てみましょう。
2024.01.04
終値 33,288.29
年明け最初の日経平均株価は「33,288円」でした。
この年明けの株価に比べると「まだ」年明けの株価よりも「上がって」います。
皆様、ひとまず冷静になりましょう。
今は「まだ」の段階です。
筆者としましては、2024年年初の株価を「割って」からが本番だと考えています。
つまり「まだ」時間があります。
次に、金などの貴金属を売るタイミングですが、筆者としては以下のような分類で検討されると良いのではないかと思います。
・短期・・・1ヶ月以内
・中期・・・数ヶ月から1年未満
・長期・・・1年以上3年未満
・超長期・・・3年以上
株価が暴落すれば、金価格も一旦は下がります。
下がりますが、暴落前の価格を超える水準までいずれ上がります。
この「暴落前の価格を超える水準まで上がる」ことが待てるのであれば待った方が良いと思います。
上記の分類でいくと「長期・・・1年以上3年未満」という時間感覚になると思います。
逆に、3年なんてとてもじゃないけど待てない、今すぐ現金が必要だという状況の場合は、とにかく金を売ることを考えなければなりません。
この場合、少しでも高く売りたいというのが本音だと思いますので、日々、弊社の金買取価格とにらめっこしながら毎日過ごすことになると思います。
上記の分類でいくと「短期・・・1ヶ月以内」でしょう。
また、今すぐ現金が必要という訳ではないけれど、金や貴金属を処分して何か欲しいものを買いたいというような方は「中期・・・数ヶ月から1年未満」ぐらいの時間感覚でいくと良いのではないでしょうか。
最後に、金や貴金属を売ろうと思っている方は、株価や経済などの情報にアンテナを張り巡らせてください。
できれば、そのアンテナに筆者のコラムも入れてもらえたら嬉しく思います。
それではまた次のコラムでお会いしましょう。
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