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11月も残り1週間。
一年間、早かったですね。
今年の冬は、このまま暖冬で終わると良いですね。
さて今日は「ルノー日産に思う事」というお題です。
報道番組などでいろいろな情報が流れていますが、具体的な内容についてはさて置き。もうちょっと違った視点からルノー日産の今回の出来事について考えてみたいと思います。
話を遡りますと、バブル崩壊後自動車メーカーは海外資本との提携を余儀なくされました。
・マツダ=フォード
・三菱=ダイムラー
・日産=ルノー
・スズキ=フォルクス・ワーゲン
このように、一時は大手自動車メーカーで独立独歩で運営しているのは「トヨタ」と「ホンダ」だけとなっていた訳です。
では、自動車メーカーと海外資本との提携は全てうまくいかなかったかと言うと、そうでもありません。
提携がうまくいった事例として「マツダ=フォード」の提携が挙げられます。
このマツダとフォードの提携は「良い結婚」というようなフレーズで表現されていたと思いますが、マツダがフォードの世界戦略に組み入れられ、他方、マツダのエンジンやプラットフォームがフォード車に導入されることで、良い相乗効果を生み出しました。
その後、リーマンショックによって資金難に陥ったフォードは、マツダの株を一部売却します。さらに、フォードが持っていた株を日本の銀行が購入することで、フォードは筆頭株主から外れマツダとフォードの提携は、支配的な関係という意味での提携が事実上解消されることとなります。
この後、フォードが持っていたマツダの残りの株も全て手放すことで、マツダとフォードの資本提携は完全に解消されるのですが、このマツダとフォードの提携は、「双方が勝ち組」というフレーズで表現される良い事例として挙げられます。
それでは、残りの提携についてはどうだったかと言いますと、
・三菱=ダイムラー・・・うまくいかず2005年に提携解消
・スズキ=フォルクス・ワーゲン・・・提携解消について国際裁判へ発展
このように、どの事例もうまくいかなかった訳です。
さて、ルノー日産は今後どうなっていくのでしょう。
うまくいかなかった提携事例が増えるのでしょうか。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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