もう一度、改めて「質預かり」のご説明を

年末ジャンボ宝くじが発売されたようですね。
東京では、宝くじ売り場に長い行列が出来たそうで。
いよいよ年の瀬がやってくるな！という感じがひしひしとします。

さて、今日は、もう一度、改めて「質預かり」のご説明をしたいと思います。
宝くじが当たれば良いのですが、なかなかそうはいきません。
年末に向けて、何かと物入りなのは皆様同じなハズ。
そこで、古くは江戸時代から続く庶民向けの小口金融、「質預かり」についてご説明します。

質預かりとは、質屋営業法に基づく「金銭を貸し付ける営業」でして、簡単に言うと、品物を質屋に預け、その品物の価値に見合うお金を借りる、という事です。

例えば、銀行や消費者金融などでお金を借りる場合、当然、審査があります。あるいは、保証人を付ける必要が出てくる場合があります。
しかし、質預かりの場合、審査や保証人などは必要ありません。それは、あくまでもお品物の価値の範囲内で融資を行うからです。

これが銀行や消費者金融でお金を借りるのと大きく違う所なのです。

銀行や消費者金融でお金を借りた場合、当然ですが、支払いに対する催促や取り立てがございます。
もちろん、期日までにきちんと返済し続けていれば、そういった事は無いのですが、返済が滞った場合、催促や取り立てを受ける事になります。

しかし、質預かりには、催促や取り立てといった事はございません。
なぜなら、返済が出来なくなった場合は、預けたお品物を諦める事で、返済が完了するからです。

これも銀行や消費者金融でお金を借りるのと大きく違う所です。

質預かりは何百年も続く融資方法です。
永く続くのには、それなりの理由と価値があるからだと思っております。

現在では、銀行や消費者金融、あるいはクレジットカードの与信枠など、色々な融資方法があります。
もちろん、それぞれに長所と短所があるのだと思いますが、今一度、古くからの融資方法である「質預かり」に目を向けてみてはいかがでしょうか。






少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。





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