米国の政府機関閉鎖と金価格

池田正一

池田正一

テーマ:金・プラチナ買取価格

さて、今日は、「米国の政府機関閉鎖と金価格」についてお話したいと思います。

10月に入り、アメリカ政府の暫定予算が議会を通っていないため、アメリカの政府機関の一部が閉鎖されてしまっていますね。NASAのWEBページにアクセスしようとしても、「今は利用出来ません」というようなメッセージが出てしまいます。

米国の政府機関閉鎖が、政治的にどうこうというのは、専門家に任せるとしまして、我々質屋が、この出来事をどう見るかですが、これは、金価格への影響、これに尽きると思います。

1日のニューヨーク市場で金先物は一気に30ドルほど急落しました。これは池田質舗の金の買取価格にも大きく影響しています。10/1の金インゴットの買取価格は4230円/gだったのですが、
10/2は、前日比で-160円の4070円/gでした。(執筆時10/2)

もちろん、米国の政府機関閉鎖という点だけで、金価格が決まる訳ではありませんので、あまり短絡的な考えもどうかと思いますが、しかし、市場を不安にさせてい大きな要素だと思っています。

この米国の政府機関閉鎖は、短期間で終わるのではないか、というのが専門家の予想のようですが、どのように市場が動くか、注意深く見守りたいと思います。


いかがでしたでしょうか。
通常、信用不安や経済不況などの場合、金の価格は上がる傾向にあります。しかしながら、今回の米国の政府機関閉鎖という出来事では、金価格が下がりました。金価格の予想は何とも難しいものですね。


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。


有限会社池田質舗

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