ルイヴィトンを初めて購入した日本人

池田正一

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テーマ:質屋

さて、今日は、「ルイヴィトンを初めて購入した日本人」についてお話しします。

ルイヴィトンには、販売台帳がありました。この販売台帳には、「購入日」「注文番号」「製造番号」「サイズ」「型」などの情報が記載されているといいます。この他、顧客の氏名や購入日など、誰がいつ買ったのか、確認が出来るようになっているのです。この台帳は今でもパリで保管されています。

では、日本人で一番最初にルイヴィトンを購入したのは誰か。

それは、土佐藩士「後藤象二郎」だと言われています。この人物は、坂本龍馬などと共に幕末から明治にかけて活躍した人物で、大政奉還に一役かった人物でした。
この後藤象二郎は、1883年にフランスに渡り、ルイヴィトンの大型バッグを購入した事が台帳に残っています。
しかしこの時、あの自由民権運動で有名な「板垣退助」も一緒にフランスへ渡っていたようで、その時にルイヴィトンのバッグを購入しているようです。
ですので、後藤象二郎と板垣退助、このお二人が日本人で一番初めにルイヴィトンを購入した、と言っても良いと思います。


いかがでしたでしょうか。
意外な人物がルイヴィトンを初めて購入した日本人でしたね。
記録には、この二人の他、伊東博文や岩倉具視などの名前も残っているようです。
幕末の志士達に、ルイヴィトンが流行っていたなんて、ちょっと微笑ましいですね。

少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。


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