ルイヴィトンとオードリーヘプバーン
さて、第22回のコラムですが、「真珠の選び方」についてお話したいと思います。冠婚葬祭いつでも使えるのが「真珠」。大人の女性ならひとつは持っておきたいのが真珠のネックレスではないでしょうか。今回は、この真珠の選び方についてお話したいと思います。
真珠を選ぶポイントは6つあります。
・照り
・巻き
・キズ
・色
・サイズ
・形
では、それぞれのポイントを見ていきましょう。
照りとは、光沢のことを指します。
照りは、真珠層の均一さや滑らかさなどによって差が出ます。真珠層が厚いほど、また、表面が滑らかなほど、照りが良くなります。
照りが良い真珠を選ぶときのポイントは、真珠に映り込む自分の顔がはっきりと見えれば、照りの良い真珠です。逆に、照りの悪い真珠は、真珠に映る自分の顔がぼやけています。
巻きとは、真珠層の厚さを指します。
真珠は、核を埋め込み、その周りに貝自身が作り出す分泌物で覆うように巻いていくことで出来上がります。巻きが良いとは、真珠層が厚いということです。真珠層が厚いほうが強い輝きを放ちます。
巻きが良い真珠を選ぶポイントは、巻きが厚いほど深い光沢があります。逆に、巻きが薄いとプラスチックのような質感でのっぺりとしています。
キズは、もちろん少ない方が上質な真珠とされます。ただ、キズが全くない真珠はごくまれにしか獲れませんので、キズの位置が重要です。
ネックレスなら中央部にキズが少ないものをお選び下さい。また、真珠のリングであれば、真珠のてっぺんにキズが少ないものをお選び下さい。
色ですが、何種類かの色が真珠にはあります。
「ホワイト」
「ピンク」
「クリーム」
「ゴールド」
「ブルー」
「シルバー」
「ブラック」
「グリーン」
真珠は、どの色が良いというのはありません。ただ、アコヤ本真珠についてはピンク系の真珠が好まれます。ですので、ピンク系が高い評価を受けますが、使用目的で使い分けるのがよろしいかと思います。
サイズは、もしも同じ品質の真珠であれば、大きなものの方が値段が高くなります。しかし、身につけ方(重ねて使うorそのまま使う)や身につける方の年齢などで、どのサイズの真珠をお選びになるか変わってきます。ですので、大きければ良いというものでもありません。
形は何種類かの形に分けられます。
「ラウンド(真円)」
「セミラウンド(やや丸)」
「バロック(変形)」
「ボタン(上下に潰す)」
「ドロップ(しずく形)」
「オーバル(楕円)」
基本的には真円に近い程、上質とされます。但し、ドロップについては、イヤリングなどでペアの真珠で形が揃っているのもについては、真円よりも高い評価を受ける場合があります。
いかがでしたでしょうか。
皇室の方は、公式の場で真珠ネックレスや真珠イヤリングを着けていらっしゃいます。
真珠は世界での評価も高く、また日本古来の美意識に合う宝石なのですね。
オールマイティに使える「真珠」
ひとつは持っておきたいアイテムですね。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
有限会社池田質舗
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