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ダイヤモンドのグレード 〜 4Cとは 〜

2012年7月5日 公開 / 2013年10月9日更新

テーマ:質屋

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: ダイヤモンド 選び方

さて、第6回のコラムですが、ダイヤモンドのグレードについてお話したいと思います。
いわゆる4Cですね。みなさん、一度は聞いた事があるのではないでしょうか。
4Cについて、知っている方はおさらいとして、まだ知らない方はじっくりとお読み下さい。

まず、4Cの意味ですが、頭文字Cから始まる4つの単語があります。
・Carat(=カラット)(大きさ)
・Color(=カラー)(色の等級)
・Clarity(=クラリティ)(透明度)
・Cut(=カット)(カットの等級)

では、それぞれの意味を挙げていきます。
・Carat(大きさ)
 →石の重さをを表しており、1カラット=0.2gです。

・Color(色の等級)
 →一番良いのは無色のものが一番良いとされています。純粋無色のものをDカラーと呼びます。
 →GIA基準では、無色D〜E,F,Gと進むに従い、ほとんど無色、わずかな黄色、薄い黄色...とグレードが下がります。
 →そのほかピンクや部r−、あるいはグリーンなどの色もありますが、これらは別の分類評価となります。

・Clarity(透明度)
 →透明度が高い=ダイヤモンドに含まれる不純物が少ない、ほどグレードが高くなります。(不純物は光の通過を遮ってしまいます)
 →GIA基準では以下のように分類されます。
  FL(Flawless) フローレス 無キズ
  IF(InternallyFlawless) インターナル・フローレス  内部無キズ、表面にかすかなキズ
  VVS (Very Very Slightly Included)10倍の拡大で発見困難な微小の欠点
  VS (Very Slightly Included) 10倍の拡大で発見が多少困難な欠点
  SI (Slightly Included)10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難
  I (Imperfect) 肉眼で容易に発見できる

・Cut(=カット)(カットの等級)
→カットは以下のように分類されます。
  エクセレント   (EXCELLENT)
  ベリーグット   (VERY GOOD)
  グッド       (GOOD)
  フェアー      (FAIR)
  プアー       (POOR)

と、このようにダイヤモンドの評価基準「4C」が定められています。
とは言え、一番大事なのは、やはり宝石との「出会い」ではないでしょうか。
工業製品と違い、ダイヤモンドは自然環境の下で長い年月をかけて、自然界の炭素に高温高圧がかかることで生成されます。
ですので、同じ値段、同じ評価のダイヤモンドは存在しても、まったく同じダイヤモンドは存在しないのです。
もし、お手元にダイヤモンドがございましたら、その輝きに長い年月への想いを馳せてはいかがでしょうか。

少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。

この記事を書いたプロ

池田正一

質屋・鑑定のプロ

池田正一(有限会社池田質舗)

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