偽装質屋
さて、第20回のコラムですが、「誕生石」についてお話したいと思います。誕生石は、1912年にアメリカのカンサス・シティで開催された米国宝石組合大会で統一されました。
そして日本では、このアメリカの統一を基準にして、1958年に日本の誕生石基準が定められたのです。ただ、日本の誕生石は、日本人の好みに合わせて、若干の修正を加えています。例えば、3月には桃の節句がありますので、桃色をイメージした「サンゴ」が追加されています。また、新緑の5月には、日本人が緑色をイメージする「ヒスイ」が追加されています。
では、1月から12月までの誕生石を一覧にしましたので、ご覧下さい。
1月 ガーネット
意味:真実 友愛 忠実
2月 アメシスト
意味:誠実 心の平和
3月 アクアマリン ブラッドストーン サンゴ
意味:沈着 勇敢 聡明
4月 ダイヤモンド
意味:清純無垢
5月 エメラルド ヒスイ
意味:幸運 幸福
6月 ムーンストーン 真珠
健康 富 長寿
7月 ルビー
意味:熱情 仁愛 威厳
8月 ペリドット サードニクス
意味:夫婦の幸福 和合
9月 サファイア
意味:慈愛 誠実 徳望
10月 オパール トルマリン
意味:歓喜 安楽 忍耐
11月 トパーズ シトリン
意味:友情 希望 潔白
12月 トルコ石 ラピスラズリ タンザナイト
意味:成功
さて、皆様いかがでしたでしょうか。
同じ月に複数の宝石が誕生石として選ばれていますが、「どの石が正しいのでしょうか?」なんて質問をよく受けます。
これは、宝石商が勝手に決めたものですので、月さえ合っていれば、どの宝石を選んでも構いません。
大手の宝石商は、大量の裸石を確保しないといけないので、他社の宝石商とは少しずつ外しているのでしょうね。
最後にちょっぴり大人の都合を暴露してしまいましたが、ご自身の生まれた月の宝石を、願いを込めて身につけてはいかがでしょうか。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
有限会社池田質舗
http://www.ikeda78.com/
http://twitter.com/ikeda78