【知財】【基礎】はじめての出願 特許になるもの、ならないもの(シリーズ第2回)
松戸市中小企業補助金等取得支援補助金の制度を解説します。本制度は千葉県松戸市による独自の制度です。
詳しくは下記URLの通りです。
https://www.city.matsudo.chiba.jp/jigyosya/syoukougyou/hojokinshutokushien.html
制度概要
〔助成限度額/助成率〕30万円(対象経費の1/2)
特許権の産業財産権以外にも、国や県等の補助金等の応募申請書類及び交付申請書類の作成、並びにISO等の認証も対象です。
〔助成対象となる経費〕
〇作成委託費用 中小企業診断士、行政書士、弁理士、コンサルタント会社が対象
*募集要項等の公開資料で明記されている点だけ「助成対象となる(〇)」としています。出願料等が対象になるかは不明です。
(本制度の留意点)
1:専門家(弁理士)に契約する「前」に申請という要件があります。少なくとも出願済みは「ダメ」であり、見積書等が必要です。
2:出願「後」にも実績報告が必要です。
3:成功報酬+着手金の料金と、成功報酬のみの料金で補助される上限金額が異なります。
〇権利化に必要な費用は下記ページで解説しています。
https://mbp-japan.com/chiba/tsuboi/column/5088022/
〇弁理士費用は弁理士・特許事務所ごとに発生する条件、金額、及び、費用項目は異なります。詳しくは弁理士・特許事務所の料金表をご覧ください。
上記弁理士費用は下記平成18年日本弁理士会アンケートにおける平均値で記載しております。この金額はあくまで参考として下さい。
https://www.jpaa.or.jp/howto-request/attorneyfee/attorneyfeequestionnaire/
〇補助金・助成金(「支援制度」等という言い方をする場合もあります。)は、
地方自治体・制度ごとに呼称が異なり、厳密には助成金、補助金、支援制度は異なる制度ですが、本シリーズでは簡略化のため「補助金」で一貫させてもらいます。
なお、上記の例は、原則の説明用・説明のため簡略化しております。そのため、もちろん例外があります。詳しくは一度弁理士等へ相談するのを強くお薦めします。
上記の内容で不明な点がございましたら、お手数ですがメール等でお問い合わせ下さい。
以上、ご参考まで。