男性は「共感力」を身に着けよう!
夫源病とは?
「結婚生活30年以上、子ども達も独立して夫婦だけの生活になってから夫がストレスで我慢できません。今さら離婚までは考えていませんが、離婚したいほど嫌で涙が出ます」
こんなご相談が増えています。
夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な体調不良。
これを「夫源病」と呼びます。
医師の石蔵文信氏が、更年期外来での診察中に気が付き、自身の著書で命名したので医学的な病名ではありません。
夫が家にいることが最大のストレスだと相談に来る女性たちは言います。
今にはじまったことではないのでは?と思いますが、長年我慢してきたことが更年期の体調不良にも重なって発症するのではないかと思います。
精神的な症状のほかに身体的な症状が現れます。更年期障害の症状と似ています。代表的な症状は、情緒不安、慢性的な疲労感、不眠、強い頭痛、全身の痛み、動悸、めまい、などです。
そんなご相談をお聞きしているとストレスの原因として、挙げられるのは
夫の学歴、性格、普段の言動、定収入、義親の介護、浮気、家事や育児に全く参加してこなかった過去の恨みなどです。
夫源病になるタイプ
妻に夫源病を引き起こす夫のタイプには特徴があります。
・妻に依存傾向がある
・威圧的に話をする
・わがままで身勝手な発言が多い
・気分屋ですぐに怒鳴る
などです。
しかし、夫がこのタイプだから妻が全員、夫源病になるわけでもないようです。
夫源病になる妻にも特徴があります。
・経済的に自立していない
・夫のすべてに我慢してきた
・自分に自信がない
・完璧主義で細かいことを気にする
夫源病の解決方法
それでは、どう解決したらいいでしょうか?
もちろん離婚ができれば話は早いのですが、熟年離婚は大変です。
また、せっかくここまで頑張ってきたのだから、離婚を選ぶのではなく夫源病を克服する方法を身に着けて欲しいと思います。
対策としてはしっかりと自己肯定力をあげて、細かいことを気にしないスルー力を身に着けることです。
夫と対等な立場に立って、言いたいことをちゃんと伝えられるようになることです。
今からでもそれは遅くはありません。
そのためにはカウンセリングはとても効果的です。