青色効果で飛び込み減少

2012年10月12日公開 / 2016年11月29日更新

テーマ：色、カラー、効果

コラムカテゴリ：ビジネス

いつもコラムをお読み下さって、ありがとうございます。
（社）ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント、ビジネスマナー講師の城戸景子です。

先日報道されたニュース、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。

東京大学の沢田康幸教授の研究グループによると、
駅のホームを青色の照明に変更したところ、飛び込み自殺が84％も減少したそうです。

色の効果はあなどれません。

色が与える心理効果やそのイメージについて、半信半疑で聞いていた方も、
こういう風にちゃんとデータで出して下さると納得なさるのではないでしょうか。

青は、沈静色です。いわば衝動を抑制する色です。
他にも、知性、冷静、忍耐などのキーワードが挙げられます。

衝動的に何かをやろうという気持ちをいったん、落ち着かせる効果がありますので、
先の沢田教授の研究結果が出たのでしょう。

青は又、日本人が白の次に好む色という統計結果もあります。
ビジネスパーソンのシャツの色としても、白の次に人気があるのは青です。
礼儀正しく、自分の感情をそのままむき出しにするのを善しとしない日本人の国民性を表すものですね。

青は気持ちを落ち着かせる色ですので、たとえば論理的に進めたい会議やセミナーで着用する
ネクタイの色にお勧めです。又、怒っている顧客へのお詫びの場でも、青のネクタイが、怒りを鎮めてくれる効果が期待できます。

人間が誰かを（何かを）見た時に、一番最初に入ってくる情報は色です。
例えば洗面所を探す時を想像して下さい。男性用か女性用かは、青か赤で探しませんか？
色の効果はあなどれません。

日々、たくさんの人に会う機会があるビジネスパーソンにとって、
自分に有利に働く色を身に付けることは、とても効果的なのです。

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