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中村諭

家族の笑顔を支援する住宅ローンのセカンドオピニオン

中村諭(なかむらさとし) / ファイナンシャルプランナー

住宅ローンソムリエ(R)

コラム

安易な親子ローンは将来のリスクになるかも?

2021年7月10日

テーマ:住宅ローン

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 住宅ローン 借り換えファイナンシャルプランナー 相談不動産担保ローン

住宅を買おうと考えたとき、もう少し収入があれば、希望の家が買えるのに!というような場面で、成人して収入のあるお子さんがいるとしたら、あなたはこんな風に考えるかもしれません。
「子供も一緒に住むわけだから、子供の収入も併せて審査に出せば、希望額を借りられるのではないか?」

はい、住宅ローンには「親」と「子」が共同して1つの住宅に対してのローンを返済していく「親子ローン」というものがあります。ただ、メリットがある一方で、安易な利用は将来大きなデメリットを生じさせる可能性がありますので、そのデメリットをしっかりと理解した上で利用を検討する必要があります。
では、まずメリットから見ていきましょう。

メリットその①
「親」と「子」の収入を合算できる

住宅ローンをいくら借りられるかは収入によって変わってきますので、親子の収入を合算することで、1人の時よりもより大きな金額の借入をすることが可能です。

メリットその②
毎月の返済額を抑えることができる

住宅ローンでは、完済時の年齢がおおむね80歳と決まっています。「親」の年齢が仮に今55歳だとすると、最長でも25年のローンしか組むことができません。その点、親子ローンでは、「子」の年齢で返済期間を取ることも可能ですので、毎月の返済額を低く抑えることが可能です。

次にデメリットについて見ていきます。

デメリットその①
「子」は新たな住宅ローンを組めない可能性がある

今は同居している「子」も、いずれ独立して自分で家を持ちたいと思うことがあるかもしれません。その時、実家の親子ローンが理由で、新たな住宅ローンを借りられない可能性が出てきます。

デメリットその②
契約の変更は一筋縄ではいかない

将来「子」が結婚や独立により、もう実家に住まないので実家の住宅ローンから抜けたい、と思っても契約を変更することは、贈与や税金などの問題があるため非常に困難です。

いかがでしょうか。
同居する親子にとって親子ローンがより良い選択肢になるケースがある一方で、10年20年先の将来の状況を、「今」固定してしまうことは大きなリスクになる可能性がありますので、注意が必要です。
住宅ローンソムリエ(R)では、親子ローンをご希望されるお客様には、別の対策がないかも十分に検討して最善なご提案をいたします。また、親子ローンの見直しのご相談も承っております。

この記事を書いたプロ

中村諭

家族の笑顔を支援する住宅ローンのセカンドオピニオン

中村諭(住宅ローンソムリエ(R))

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