令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
混迷を極める時代の指針として、ウシオ電機・ウシオ会長、野田前総理大臣、連合総研・古賀理事長の三人が、共著“松下幸之助と私” において、恩師・松下幸之助の素顔を浮き彫りにした。以下要約抜粋し紹介します。
牛尾会長談: 衣装を全部取っ払った実態を観る!
松下さんは、年下の私が違う意見を述べても、じっと耳を傾けて話を聞き、直ぐに反論はせず、ぐっと押し黙って沈思黙考した。そして、次に会ったときに「あれから考えたんやけどなあ」と言って議論を続けるのが常だった。自前の考えに自信を持っていても、もう一度、自分の考えを吟味し決断された。1979年松下政経塾が創設されたとき、塾生の選考で共感したのは、松下さんのものの見方である。衣装を全部取っ払って、実体を見ると云う姿勢で、「私が会って自分の体験と直感で選ぶ。知識や能力より、むしろ愛嬌を観たい」と、つまり、人間としての素の面白さを観ると云うのである。政経塾は多くの政治家を輩出したが、あれ程の眼力を持ち得たのは、やはり創業者特有の、想像を絶する気力、常識を越えたひらめき、直感力、いざ本番と云うときに見せる集中力等がなせる技だと思う。
野田前総理談: 政経塾はカリキュラム作りから始まった!
政経塾はカリキュラムもプログラムもなく、専任教授もいない、何を教えるかすら決まっていない塾でした。「君らは大学まで出て、政治や経済を学問として学んで来ただろう。それを生かすための知恵をどう身に付ければいいか、そのために何をしたらいいか、自分達で考えろ」との理由で、私は「面白い!」と膝を打ち、塾のカリキュラム作りから始めました。講話の後、ある塾生が「選挙に出るにはやはり地盤等が必要で、それがないと政治家になれないのではないか」と質問した時、青筋を立てて激怒され、「そんなことを言ってるから、これまでと同じ政治になってしまうんだ。地盤などは政治活動をしながら作って行くものだろう。それがなければ政治家になれないなんて言うような奴は要らない!」と大変な剣幕でした。一方、風呂で背中をお流ししたとき「夫婦円満の秘訣があれば教えて下さい」と尋ねたところ、「それは誉め合うことやな。もう、ただそれだけや」と、満面の笑みを浮かべ教えてくれました。
古賀理事長談: 一番根本となる心構えは、素直な心になること!
「経営を進めて行く上での心構えとして一番根本になるものは”素直な心”になること、素直な心になれば、物事の実相が見える。それに基づき、何をすべきか、何をなさざるべきかも分かってくる。なすべきを行い、なさざるべきを行わない。真実も勇気もそこから湧いてくる。そうすれば、経営は必ず成功するもので、その意味では必ずしも難しいことではない」とおっしゃった。ここが一番大切なことだと思う。
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