指導者に必要な「非言語の観察」について~日大アメフト部の問題から~
気持ちを言葉にするのって、難しい…
そう感じたことはありませんか?
確かに、
言葉の選び方ひとつで、真意が伝わったり伝わらないこともありますから、
ひとつの言葉をかけるのにも、慎重になった経験は誰しもあると思います。
また、言葉にしないまでも、
表現すること自体、相手がどう思うか不安で、苦手…
そういう方もいらっしゃると思います。
でも、
相手の反応がどうなるかを心配して、
自分の気持ちに蓋をし、表現しないでいると、
どうなるでしょう。
実は、
気持ちというものは、
表現せずに、蓋をして、隠してしまえばしまうほど、
どんどん湧いてきてしまうものです。
それで、
「これではダメだ!」と、また蓋をしようとするのですが、
そうすればするほど、
その気持ちに囚われていってしまうのです。
そして、蓋をしていた気持ちが溢れてしまい、
気持ちの蓋が飛んだところで、初めて伝えようとするから、
冷静に言葉を選んだりする余裕がなくなり、
とんでもない伝え方に…
だから、
あなたの気持ちを相手に伝えようかどうしようかと迷ったら、
まずは、伝えようとしてみてください。
相手がどう捉えるかを考えすぎるのではなく、
相手に自分の素直な気持ちを伝えることだけ意識して、
不安もひっくるめて、しっかり全ての気持ちを表現してみてください。
難しく感じるかもしれませんが、
「自分の思いを伝えないほうがいいかな…」と思う場合は、
何故そう思うかも含めて、伝えると良いのです。
感情が爆発して、蓋を飛ばしてしまう前に、
あなた自身が、あなたの気持ちを大切に。
隠さず、表現して、
心をほどいてあげてくださいね。
…もし「でも、やっぱり伝えられない!」と感じたあなた。
そんな時は、日記に気持ちを書いてみてください。
それだけでも、少しは、心がほどけますよ。