「全部壊すしかない」と言われた日に、確認したいこと。

こんにちは。
一般社団法人 全日本花輪式完全消臭連盟、代表理事の花輪隆俊です。
とある町の管理会社で、若い担当者が受話器を握りしめていました。「部屋からいつもと違う臭いがする」。住民からの連絡でした。上司は外出中。オーナー様からは「すぐに確認してほしい」と電話が入ります。
廊下に着くと、近隣の方が不安そうに待っていました。「どうなっていますか」。答えを求められ、担当者は鍵を取り出しかけます。その手が止まりました。室内で何が起きているのか、まだ分かっていなかったからです。
万一の現場では、早く応えたい気持ちが強くなります。けれど、担当者一人の判断で安全確認も入室判断も近隣説明も背負う状態は、会社として見直したい課題です。
安否が不明な段階では、救命の必要性や緊急性に応じた通報・相談が優先されます。事件や死亡が疑われる場合も、関係機関の指示を受けずに入室や片付けを進めない。その判断を現場で迷わせないよう、社内の連絡経路と責任者を決めておきたいものです。
手順書には、最初に誰へ連絡するか、誰がオーナー様に説明するか、誰が記録を残すかを具体的に書いてください。夜間や休日、責任者がつながらない場合まで想定すると、紙の手順が現場で役立つ備えになります。
全花連に作業を相談する前の段階にも、守るべき人と確認すべきことがあります。「経験のある社員がいれば大丈夫」で、最初の数十分を任せきりにしていませんか。
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