耐用年数は10年
外壁塗装の塗り替えタイミングは10年と言われています。理由は塗料の種類や処理の仕方などにより最短5年、最長20年程度持つからです。もちろん地域や風雨などの頻度により異なってきます。10年たったタイミングで建物劣化の兆候となるサビ、ひび割れ、チョーキング現象などを確認するようにしてください。タイミングを間違えると建物への浸水などにより大規模なリフォームが必要になってくるケースも出てきます。
チョーキング現象
チョーキング現象とは塗料に含まれている顔料がチョークの粉のような状態になって表面に現れます。手で触ると指先に粉がつくので確認することができます。モルタル外壁やサイディング外壁などはチョーキング現象が起こりやすいですが、塗装の種類によっては把握できにくいケースもあります。その場合は塗料皮膜の色の劣化を確認することをオススメしますがその場合は専門家に確認してもらうことをおすすめします。
クラック(ひび割れ)
クラックとは外壁に現れるひび割れのことを指します。クラックにもいくつか種類が存在しは、原因は塗料の乾燥や防水効果の劣化により起こります。ほかにも地震などによる建物の揺れなども原因のひとつです。クラックを放置すると外壁内部へ水が入り込み、外壁そのものがはがれて落ちてしまう結果を引き起こします。どの程度のクラックなのか深さをよく観察し、対応を検討する必要があります。
こけ、藻
外壁部にこけや藻が発生しているのを確認できたら外壁塗装を検討するタイミングです。新築でも発生するケースが存在しますが、発生原因を見極める必要があります。打ちっぱなしのコンクリート壁や、サイディングボードの壁などのコケには注意が必要です。塗装の撥水性が劣化している可能性が考えられます。
コーキングの劣化
コーキングは外壁パネル同士との間に施工されているシーリング材のことです。隙間を密閉することで雨水等の浸水を防ぎます。コーキング部分にひび割れ、裂け、剥離、などの状態いある場合は早急な対応が必要となります。放置しておくと雨漏り、サイディングボードの反りなど、建物に大きな被害を引き起こします。劣化の末シロアリや害虫などの被害にもつながります。