相続登記の義務化
磯野家の事例 ~波平さんの体調不良・死亡~
おさらい
さて、前回は、波平さんが体調不良を起こしたときに、管理会社が①委任状と②口座についてお問い合わせをした意味までお伝えしておりました。今回は、事前にしっかりと準備していた場合の磯野家をご紹介いたします。
準備をしていた磯野家
・・・波平さんが倒れる半年前・・・・磯野家では事前にアパート経営についてどのようにするか相談していました。
波平
自分も年を取ってきた。そこで、今後のアパート経営について自分になにかあったときのために相談をしておきたいと思う。
フネ
お父さん心配しすぎじゃありませんか。
波平
いや、何かあってからでは遅い。まず、アパートについては、マスオくんに任せたいと思う。アパートの家賃は、大事な収入じゃ。賃料はすべて使うのではなく、リフォームや、設備の改善のために使うことも忘れずにな。入居者あっての賃料じゃ。
マスオ
はい、わかりましたお父さん、任せて下さい。
波平
では、手続きについては…・・
~波平さんが倒れてしまったあと~
フネ
こないだまでは元気だったんだけどもねぇ・・
マスオ
お母さん大丈夫ですよ。お父さんが元気になるまでしっかり家族を支えます。
~管理会社にて~
管理会社
管理については波平さんとマスオさんとですでに手続きを終えられていますので、安心して経営ができますね。賃料の振込先についてはどのようにしますか?
マスオ
今後なにかあると大変なので、変更を考えてます。
管理会社
かしこまりました。ではそのようにお話をすすめましょう。
スムーズに行けたのはなぜか
波平さんとマスオさんは一体どんな方法をとったのでしょうか。
今回までお読みいただいている方はもうおわかりですよね。きちんと準備していると、「口座が凍結されて家賃を受け取れない」「改修ができず、入居者さんがなかな決まらない」という自体には陥らずにすみます。
次回は、具体的にどのような手続きをとっていたのかをお伝えいたします!
※)本ブログは2018年05月にオーナー向けに執筆したものであり、最新の情報とは異なる場合がございます。