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オーナー様が管理できなくなる場合 ~体調不良・死亡~
体調不良
オーナー様が管理できない場合としては、まずは体調不良が考えられます。この場合、多くは身近な親族の方に手続等をしてもらうのではないでしょうか。もっとも、手や足を骨折してしまった、という場合には、代わりの方に現場を見てもらい、判断は自分がする、ということが可能です。
しかし、意識がしっかりとしていない、という場合には、事前に準備しておかなければ、オーナー様の代わりに第三者が「判断する」ということは難しい場合があります。
死亡
次に、オーナー様が亡くなってしまった場合です。この場合には、法律で決められた相続人の方(配偶者・子供・兄弟姉妹等)が、オーナー様の財産等を引き継ぐこととなります。
この場合に問題なのは、相続人間で、財産のどう分けるかがまとまらない場合です。この場合には、法律上は相続人が「共有」している状態ということで、基本的には何をするにも多数決で決まります。そして、この多数決は、あまりうまくいかない場合も多いようです。
実際はどんなことがおこるの ~具体例を交えて~
今回からは、日本一有名な家族の一つである磯野家を例にご説明をさせていただきたいと思います。
体調不良の場合
一家の長である波平さんは、サラリーマン業の傍らアパート経営をしておりました。
しかし、体調不良を起こしてしまい、時折うまく判断ができない状態となってしまいました。
ある日、アパートの管理会社から「お部屋の修理の連絡がありました。磯野家は相談して、修繕の判断は、マスオさんがすることとしました。
後日、その旨を管理会社に伝えたのが次の会話です
管理会社
「波平さんは体調崩されていらっしゃったんですね。そうするとアパートの管理に関する委任状が本来は必要なんですが…、今のうちに作成しませんか。また、家賃の振込口座はどうされますか?」
サザエさん
(心の声):お父さん(波平さん)がまだなくなったわけでもないのに、どうしてそんなことを聞くんだろう‥とりあえず、そのままでいいじゃないかな…
「今は、そのままで大丈夫です」
管理会社の意図
さて、上記の会話で、管理会社はなぜ、このようなことを聞いてきたのでしょうか。
その答えは、次回に詳しくお話いたしますね。