古いOSを使うには訳があるけど…壊れたらどうしますか?
2021/5/25 追筆
RABは2014/10/1からラジコ配信。今はスマホがラジオ
このコラムを執筆した2014年6月当時は我が青森の老舗の放送局「RAB」はラジコでは聴けなかったのですが、同年10月1日から聴くことができるようになりました。それから7年経過した2021年5月現在、私の生活でラジオはスマホで聴くことが当たり前になりました。
そしていつも聴くのがRABだけではなくニッポン放送や文化放送など首都圏のラジオも聴くことが多くなりました。RABさんごめんなさい。
車でもカーラジオも聴きますがスマホをつないでラジコで聴いている方が多い気がします。音もいいですからね。
家では海外のラジオもよく聴いています。一定のエリアでししか聴くことができなかったラジオというメディアはネットを介して世界中で聴くことができるメディアになりました。リスナーにとっては選択肢が増えた分、地域の人が地元のラジオを聴かなくなったり、遠く離れた国の人が日本のローカールな放送を聴くことも多々あることでしょう。 それは自然の流れなので悪いことでは無いと思います。
SNSなどでも音声をお届けできるメディアではありますがやはりラジオはラジオなので、これからもネットでラジオを聴くと思います。
2014年6月執筆コラムです。
みなさんはネットでラジオが聴けるradiko.jpというサイトはご存知でしょうか。
もともとは受信環境が悪い地域のためにということで一般のラジオ放送をネット上でも聴けるようにしたのがこのサイトなのですが、IPアドレスで地域を識別しているのか、東京のラジオは青森では聴くことができなかったのです。それでも利用しているプロバイタによっては首都圏のラジオを聴くことができたり、モバイルWiFiなどでも聴くことができました。
このradiko.jpが204年4月よりプレミアム会員向けに全国のラジオ局が聴けるというサービスを開始いたしました。この情報を初めて知った時によろこび勇んで聴取可能なラジオ局一覧を見たところ、我らがRABが無いではありませんか。 ショックでした。 岩手IBC 北海道STV はあるのにRABが無い。 なぜ??
私は仕事柄、車を運転することが多く、RABラジオが移動のお供です。事務所内でもよく聴いておりましたが、最近コンポが壊れまして、ネットでラジオを聴くということが多くなりました。
電波で聞こえるラジオをなぜネット上に流すのか? これには難聴地域のためだけではありません。もちろん、ノイズのない良質な音質で聴くことができるのが最大の利点ではありますが、例えばRABを考えた時に、下記のような利点があると思います。
進学や就職で青森県を離れたけど、ネット上では懐かしいローカル番組が聴けるということ。
ラジオCMがネット上に流れれば、電波の届かないエリアでも聞いている人への広告となる。
例えば県内企業の就職フェアのCMがあった場合、県外在住の青森県での就職を希望する就活学生の耳に届けば参加したいと思うはず。
また、CMもあえて県内に限らず、ネットで遠くでも聴かれるということを前提に制作することで、全くちがうターゲット層に向けて制作されることになる。
ラジオ業界のイノベーションではないだろうか。
BARがradikoで聴ける日がそんなに遠くないことを信じております。