変動金利率が過去最多!住宅ローンは変動でOK?
こんにちは、秋田のファイナンシャルプランナー、土田です。
夏のボーナス時期ということもあり、ボーナス商戦が始まっていますね。
ある金融機関がティッシュと一緒に定期預金の預け入れキャンペーンチラシを配っていましたが、0.2%の金利ということで、物価上昇率と比較して低すぎだなぁと感じました。72の法則でいくと(72を金利で割ると元本が2倍になる年数が分かります)360年(税金があるので実際ももっとかかりますが…)掛かるわけで、とても金利なんて呼べる代物ではありませんね(汗)
そんな中、上がって欲しくない金利が上がるニュースがありました。
日経新聞2024/06/27Web版「住宅ローン、変動型も金利上げ auじぶん銀行が7月から」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB269CA0W4A620C2000000/
以下引用
住宅ローンの新規実行額で上位のauじぶん銀行は7月から、変動型の最優遇金利を引き上げる。最優遇金利の引き上げは同行が2015年末に住宅ローンに参入して以来、初めて。3メガ銀行の固定型の基準金利は既に13年ぶりの水準まで高まっているが、金利引き上げの波が、借り手の多い変動型にも及んできた。
auじぶん銀が7月に引き上げるのは新規契約者向けの最優遇金利で、0.01%引き上げ0.329%とする。他行からの借り換えの顧客に提示する金利も0.021%上げ、0.319%に設定する。既存の契約者に適用する変動型の基準金利は今回は動かさない。
引用終わり
昨年から固定金利の金利が上がっていましたが、遂に変動金利にも金利上昇のニュースが流れました。それも金利の低さで業界No1を争ってきたauじぶん銀行というのもインパクトがありますね。
とはいえ今回は基準金利(定価のようなものです)は上げずに優遇幅を下げる様ですが、全体の7割が借りているという変動金利の基準金利が上がれば、今返済している方の金利が上昇しますので、低金利を想定して借りている方の資金計画に影響が出てきます。(とはいえ金利上昇が返済額に反映されるのにはタイムラグがあります)
特に注意するのは低金利だからと大きな金額を借りてしまった方です。
低金利が続かないと返済が厳しい条件で借りている方は、物価上昇ですでに厳しくなっているケースもあり、ここで住宅ローンまで上がると返せない事態になってしまいます。
また、余裕がある状態で借りたとしても、変動金利が上昇し続けると35年で借りたのに35年以上返済しなければならないことも出てくる可能性があります。
こういったこともありますので、これから住宅を買うという方は、様々なシチュエーションをシミュレーションした上で予算を決めた方がよいですね。※工事価格も高騰しているので難しいところですが…。
そういったシミュレーションをして安心してマイホームを購入したいという方はぜひご相談ください。
ご相談はこちらからどうぞ。
今日もありがとうございました。